ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングで狙ったピンを倒すときの体の向き

ボウリングをはじめたばかりの頃に、難しいと感じるのが、1本だけ、ポツンとピンが残ったときに、その方向にまっすぐにボールを出すことだと思う。これは、中級者以上になっても、難しいレーンになったときに、スペアボールで狙った方がよい場面でも遭遇する課題になる。どこを狙って、どの方向に腕を振っているかなどを書いてみたいと思う。

狙ったピンを倒すときの投げ方

自分は久しくハウスボールは投げていないのだけど、スペアボールでどのピンが残ってもスペアを取れる練習はしてきたので、その際のコツを書いてみたい。

ボウリングのレーンは18mもあるので、例えば、1番ピンと、10番ピンをボールを投げる方向の違いを計算すると、腕を振る角度としては、1度ちょっとしかなく、ほんのちょっとの違いしかない。これは、もはや、腕を振る角度で調整できる範囲ではない。

どうしているかというと、遠くのピンの距離の差は、手前のボールが落ちる位置の差の延長なので、なるべく手前に狙うところをもってきて、投げるということになる。

一般的に、手前すぎると見ずらいので、スパットを見て投げるということになる。実際に投げるときの方向は、以下の3点で決まるようにする。

  • ボールの着床点(助走おわりの位置)
  • 狙うスパット
  • 狙うピン

この3点が直線になるように、狙うスパットを選んで、そこに向けて構えて、そこに向けて腕を前後に自然に振って投げる。

注意したいのは、構えたときに直線になるように狙うのではなく、助走の最後の1歩のところで、直線になるようにするということになる。ボールがどこに着床するかが起点になる。

立ち位置の考え方

よく10番ピンとか、7番ピンなど、端っこのピンを倒すときには、まっすぐ直線的に投げるよりも、レーンを対角線上に投げる方がよいと言われる。

これは対角線上に投げた方が、ガターから離れるので、結果、ピンの両端をねらうことができるようになり、スペアが取りやすいという理屈になっている。

一方で、プロのように本当に、レーンの端っこに立って、対角線上に投げることは、かなり難しい。投げるときに体を開いて、大きく右に出すというのは難しいのである。

そこで、自分などは、ちょっとだけ角度をつけるという意味で、7番をねらうのであれば、真ん中よりやや右に立つ。立ち位置のドットでみると、15枚目ぐらいしている。これでもやや対角線になるので、スペアはかなり取りやすくなる。

そして、4番ピンが残ったときも2番ピンが残ったときも15枚目ぐらいから投げている。狙うスパットの位置を調整するだけで、立ち位置は変えていない。

逆も一緒で、10ピンだけは少し気を遣うのだけど、3番、6番ピンは、25枚目ぐらいの立ち位置から投球している。

まとめ

1本だけポツンとピンが残ったときの取り方について書いてみたが、ポイントは、3点で直線を作ったら、その直線に沿って自然にボールを振るということにつきると思う。力を入れてねらったところに投げようとすると左右にブレがでるが、方向を定めて、ボールをその方向に振り子のように振って、はなせば、その方向に行く。その結果、右に行きすぎたら、振り子の向きをちょっとだけ左にして修正するということで、やってみてほしい。

また、助走の向きにもやや注意したい。基本的には、助走は、ねらった方向に歩いていくのではなく、まっすぐ前に歩く。そうすることで、立ち位置を変えたときに、フィニッシュも同じ枚数だけずれるようにできる。つまり、上半身でボールの向きを決めているのである。