ボウリングが上手になるというのは、スコアだけを見ていてもなかなかわからない。200点以上をバンバン出せていれば、まあ、上手ということはわかるが、180点前後だとスコアだけを見ていても上達っぷりはわかりにくい。
ボウリングが上達してくると、相関してよくなってくる指標が経験的にあると思っていて、その辺りの話を書いてみたい。
上達を確認する代表的な指標
最初に結論としての指標値を以下に記載する。いずれもゲームを行った日単位で取得する。ラウンドワンアプリだと、これらの数値が確認できるが、自分でも計算して数値化することも簡単なので、やってみるとよいと思う。
- ストライク率
- ノーミスゲーム数
ボウリングは、ストライクが多い方がよいし、ミスも少ない方がよいので、最初の2つの指標がそれを見る直接的な指標になる。
ストライク率は、50%を目標にしたいところだが、最初は40%を目指すでもよいと思う。ノーミスゲーム数は、率で見ると30%を目標にしたいところだが、最初は、1ゲームだけでもノーミスを目指す。
上達を確認するサブ的な指標
先の2つの指標が思ったとおりでなかったとしても以下の指標で上達っぷりを確認できる。
- 10ピンカバー率
- 最高、連続ストライク数
10ピンカバー率は、コントールのよさ(つまり安定したフォーム)になっているかを確認する上でいい指標になると思う。似ている意味では、ヘッドピンブレイク率でもよいが、こっちは、コントールがあまりよくなくても数値が高くるのでその点を注意する。
10ピンカバー率は、90%を目標にしたいところだが、自分の実力で、日ごとに精度があがっていっていればよいと思う。一向に数値が改善しない場合、スイングが安定していない理由があるので、そこを見つけて練習していく必要がある。
最高、連続ストライク数は、その一日中で一番ストライクが続いた回数となる。ここは4回以上を目標に、できれば、5回以上としたい。
連続ストライク数は、10ピンカバー率と同じでコントールの精度と、回転、速度が1つのゲームでもしっかりできたかということを見ることができる。すべてのゲームで連続ストライクが多くできていれば、結果、代表指標のストライク率があがってくるが、だんだんと上達していくパターンだと、あるゲームだけ連続ストライクがとれるので、この指標をみておくとよい。
一般にターキーまではマグレでできるが、4th以上は、実力が伴わないと取れないと言われている。つまり、4回以上ストライクが続けば、上達していると考えてよい。
まとめ
ボウリングは、少しづつ上達していくものなので、サブ指標みて自分の上達を確認することや、その日のボウリングの出来の評価、反省にも使ってほしいと思う。
ボウリングはオイルの状態とボールがあっている等の運でストライクがとれて、高スコアがでることもある。ただ、そのときにこの指標値がよくなかったら、上達としては、十分でないという可能性もある。
また、高スコアのゲームができなくても、この指標値のどれが満足いく内容であったならば、その日のボウリング練習にも納得することができると思う。
スコアを気にしてしまうゲームではあるが、内容がよければ、それはそれで楽しさを見つけられるゲームでもあるので、自分も日々、そうやって自分を慰めて練習に励んでいる。