ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボールの進む方向はプッシュアウェイの向きと同じ?

ボールを狙った方向に投げようとしたとき、どこに気をつけたらいいのかという話になる。レーンの長さに対して、左端にある7番ピンと右端にある10番ピンは、中央に立ったとして、角度でみると右に2度、左に2度ぐらいになっている。

角度は、かなり狭い。

ボールの進む方向のねらいどころ

遠くのピンを狙うと、なにせ角度が2度ぐらいしかないので、かなり微妙になる。そこで、手前の方にあるスパットを狙って投げようと言われる。板目にそって5枚おきに3角のマークがある。板は39枚なので、半分だと20枚。0度〜2度の角度に対して、この20枚のどこに落とすかで、2/20 = 0.1 度単位にコントロールが可能ということである。スパットは5枚おきにあるので、0.5度単位の狙いどころになる。

ボールが進む方向はどのように決まるか

基本的には、肩を支点とした振り子運動でボールは降りてくるので、キレイにスイングしていれば、プッシュアウェイしてボールを落として、バックスイングしている向きと同じ軌道で、もどってきて、落ちて進んでいく。

つまり、狙っている方向にまっすぐプッシュアウェイを出せば、その向きにボールがもどってきて進むということになる。

人の体の構造上、上半身の向きと腕を振る向きは、一緒になるので、つまりは上半身を狙っているところに向けて真正面になるように投げるということになる。

ボールが進む方向への体のあわせ方

自分は、プッシュアウェイを狙っている方向に出すことで、自然に体もその向きになるようにして投げている。

人によっては、助走のときの3歩目のつま先の向きを狙っている方向にあわせることで、調整しているという話もきく。

いずれにしても、体の向きで方向をあわせる必要があり、腕の振る方向を意識して投げてはいけない。腕であわせようとすると、手投げになってしまったり、脇があいてコントロールが定まらないスイングになってしまうためである。

まとめ

ボウリングの投球は、基本的に右前に出して、ドライゾーンで左にフックしてポケットに入るという軌道になる。

この右前に出すというのは、ちょっと出す、うんと出すという2パターンをまずはできるように練習するという感じかと思う。板目1枚単位でコントロールすることはかなり難しいので、スパットで狙ったところの左右1枚ぐらいであれば、OKという感じで、その2パターンができれば、かなり応用がきく。

この2パターンを精度高く投げられるように練習することで、体になんとなくの角度を覚えてもらって、その角度を続けられるようになれば、同じ立ち位置で1度ストライクになれば、その後もストライクを続けることができる。

また、10ピンをとるときは、一番角度が広いことになるので、このうんと出すという練習には、左端に立って10ピンを狙うという練習でもいいと思う。

同じような角度でなげるのは、カバーの強いボールで、内に入って出し戻しで投げるときになり、自分の感覚では、10ピンガバー時の角度とあまり変わらない印象がある。