ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

10ピンカバーのときに見ているところ

ボウリングでよくある疑問として、どこ見て投げてるの?というのがある。1投目でストライクを狙っているときに見ているところと、スペアボールで10ピンカバーをするときに見ていることは実は違うかも?と思ったので、そんな話を書いてみたい。

1投目で見ているところ

人によって違うというのが結論のようで、自分は、基本的にはスパットを見ているのだけど、実際にリリースする瞬間まで見ているかというと見ていない。これは、ボウリング仲間の上級者に聞いても、同じような答えで、基本、フッキングポイントを見ているが、投げる瞬間は見ていないと言っていた。

自分の中で思っていることとしては、狙っているところ見ることに気をとられることが、他に影響を与えてしまう結果になるからなのではないかと思う。ボールをリリースした後に、どのスパットを通過したかや、ボールの反応がどうなっているかなどは、気にして見る必要があるのだけど、投げる瞬間はどこを見ていたのか覚えていない。基本的にはボールの着床点を見ているように思う。

投球するときに、プッシュアウェイしてバックスイングした瞬間に、ボールが進む方向を決まってしまうので、リリース時にどこを見ていても、腕を振っているのがまっすぐであれば、着床点からまっすぐに、スイング方向にボールが進む。つまり、ずっと見てても意味がないということである。

10ピンカバーのときに見ているところ

10ピンカバー率を上げるための練習をしている中、ふと、見ているところを1投目と変えたらいいのかも?と思った。

コントロールをよくするという観点にたつと、理屈的には、1投目もカバーボールも同じだと思っていたのだけど、1投目は回転重視、10ピンカバーは、コントロール重視になる。

1投目のコントロールが悪くてよいとは言い過ぎなのだけど、しっかりと回転がかかっていれば、凸型のオイルパターンである限り、幅のあるストライクのラインがある。

一方で10ピンカバーは、まっすぐにボールが進んでいくだけなので、通すスパットがちょっとずれると、スペアがとれない。

そこで、よりコントロールの精度を上げるために見るところはどこなのか?ということを考えてみるに、以下の2つだと思った。

1.左足のスライドする場所から10ピンを見て、着床点までのラインを描く

2.着床点を見て、そこに確実にボールをリリースする

助走中に1をやりつつ、リリースする瞬間には、2をやるという感じになる。ポイントは着床点になる。これも、人によって違うかもしれないのだけど、狙ったスパットを通すということで、コントロールがつく人はそれでいいと思う。自分の場合、スパットを意識すると、そこに向けて投げてしまったりして、着床点がバラつくことがあるということに気づき、着床点を一定にするということを意識した方がコントロールがよくなった。

まとめ

この10ピンカバーのときに見ているところを意識して練習してみたところ、かなり精度がよくなった印象になる。90%ぐらいを目標においていたのだけど、95%以上になるかもしれないと思い始めている。

ボールスピードもある程度は必要かなとも思っていたが、曲がってしまったとしてもそれを計算に入れて正確なコントロールができるのであれば、取れるので、スピードよりもコントロールだなと思い直してもいる。