ボウリングのすすめ

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ボールのスペックによるライン取りの違い

今日は、久しぶりに曲がらないボールを投げてみようと思って、Nanodesu Accu RoadⅢを投げてみた。

最初の4ゲームは、曲がるパールのボールであるMasterMind Zero XIVを投げていたので、そのライン取りの違いについて書いてみたい。

ボールのスペックの違い

2つのボールはともにパールのボールでスペックは以下になる。

Nanodesuのスペック

 RG 2.574

⊿ RG 0.028

 対称コア

MasterMindのスペック

 RG 2.540

⊿ RG 0.052

 非対称コア

大きな違いは、⊿ RGになる。MasterMindはコアが低慣性でもあるので、じわじわとレーンに噛んでいきつつ、奥でぐいっと曲がる。

一方でNanodesuは、手前がよく走り、ドラインゾーンからぐんぐんと丸く曲がってくる。

スコアの違い

本日のゲームだと、MasterMindでのハイゲームは237、Nanodesuは257であった。結果的にはNanodesuの方がよいスコアが打てているが、4ゲームトータルだと、MasterMindの方が高アベレージだった。

ライン取りの違い

スペックに対応するようなライン取りで投げた。本日は、42フィートのややロングのハウスコンディションであったので、奥での曲がりはしっかりでる感じになっている。

MasterMindのライン取り

22枚目ぐらいの立ち位置(結構、内)から、10枚目ぐらいのフッキングポイントに出して投球。手前のオイルもあるので、ほどよく走って、左右に比較的幅のあるラインでストライクを出すことができるという印象であった。この結果、4ゲームでのアベレージは220程度を出せた。

Nanodesuのライン取り

12枚目ぐらいの立ち位置(結構、外)から、ちょい出しで、10枚目ぐらいのフッキングポイントを狙って投球。手前がしっかり走って、奥での曲がりも理想的なキレがあり、同じところに投げれば、ストライクが量産できる印象だった。1ゲームはそんなこんなで10個のストライクがとれハイゲーム257となる。一方で、3,4ゲームと続けていくと、手前のオイルがすっかり削れてしまい、勢いのないボールになってしまった。内に入ってあわせようとすると曲がりが足りず、スプリットとなり、アベレージでみると、210程度となった。

ボールのスペックとライン取りの考察

⊿ RGが小さいと曲がりが少ないので結果、外から攻めることになる。手前が走ってくれている内は、対称コアでもあるので、素直な曲がりで、ポケットをつきやすく、かつ、Nanodesuの安定の表面素材でもあるので、しっかりとしたキレでストライクが多くとれた。

ただ、外目を投げているので、オイルがもともと薄いので、手前が削られるのも早く、そうすると、立ち位置とともに、フッキングも内側に変更しないと曲がりが十分にでないという状態になってしまった。

⊿ RGの大きいMasterMindは、コアが強いこともあり、内に入っていくことで、フッキングポイントは変えずに、安定したスコアが打てた。一方で10ピンが残り始める状態にもなりつつあったので、フッキングポイントを少し内にするか、手前からよく転がすようにする工夫もある程度必要で、ストライクを量産するというイメージにはならなかった。

まとめ

今回、2つのスペックの違うパールのボールでのライン取りについて、書いてみたが、⊿ RGが小さいと入射角度がが足りなくなるか?という部分では、そんなことはないと思う。内に入って、出し戻しはできないが、まっすぐ目かちょい出しで投げている分には、ドラインゾーンでしっかり曲がってくるので、ストライクになるための入射角度には十分になる。

違いは、ライン取りになるので、外から攻めるのが好きな人は、手前が走って⊿ RGが低めのボールで投げると、スピードも入って、ストライクは量産できることが多いと思う。手前が削られてしまったときに、ボールを変えるか、ラインをフッキングポイントごと変えるという工夫が必要になるので、その辺が注意点になる。