ボウリングをある程度の期間やっていると、制球力は自然とついてくるものかなと思っている。一方で、長年やっているが、コントールが悪い人というのもいる。
なぜなのか?想像しつつ対策についても書いてみたいと思う。
コントールが定まらない理由
ざっと思いつくのは以下の3点である
- フォームが安定していない
- 狙いを定めていない
- リリースが安定しない
最初のフォームが安定していないというのは、助走速度とスイング速度がちゃんとあっているか、また、バックスイングからフォロースイングが、しっかりと体の軸を通せているかという話になる。
これが不安定になっていると、コントールも定まらない。まずは、余計な力を入れずに、ボールの重さと振り子運動を意識してスイングすることを心がける練習かなと思う。一方で長年やっていれば、自然と自分なりのフォームで固まってしまうので、これが原因で制球力が悪いということは考えづらい。
2点目の狙いを定めていないというのは、分解すると、3つぐらいになる。
- 立ち位置をちゃんと決める
- 狙うスパット、フッキングを定める
- 左足のスライド位置をボールの着床点とスパットの方向にあわせる
毎回、集中してしっかりねらって投げるということであるが、基本的には、毎回、同じところに投げるわけだから、同じ狙い位置に対して、同じように投げれれば、同じところに行く。
これをちゃんと意識せず、なんとなく投げているとか、スパットだけを見て、手投げしていたりすると、コントールは定まらないと思う。
最後のリリースが安定しないというのは、実は根深い。これが原因だと、もしかすると、ボールのホール位置を修正しないとダメかもしれない。
一般的に、一番重要なのは、親指の抜けで、これは、以下が影響する。
- スパンの長さが適切
- サムのホールサイズがぴったりあっている
サムのホールサイズは、ゆるすぎず、またキツすぎずにインサートテープで調整する。どっちかというとキツめで自分は調整する。
この状態で、正しいフォームで投げれば、親指が抜けないとか、早く抜けるということもなく安定してボールを転がすことができる。
これが毎回、微妙に違ってしまっている印象があれば、まずは、サムホールの調整をしっかりやる。それでもダメだと、たぶん、スパンがあっていないと思う。長いのか短いのかはわからないが、ドリラーさんに相談してスパンを調整した方がよいと思う。
まとめ
ボウリングの制球力について書いてみたが、コントールがいいという人は、どの立ち位置からどこのラインに投げても、ちゃんと狙ったところに投げられる。
一方で、自分の得意なラインに何度も繰り返し投げられるというのが最初のステップで、その次にいろいろなラインで練習をしていくということになると思う。
これは、正しいフォーム、リリースができても、ラインが変わると目線がかわり、その結果、スイングも微妙にずれてしまうので、そこに慣れるまで時間がかかるということかなと思っている。
特に、内に入って出し戻しをしようとすると、体が少し開き気味にスイングするので、まっすぐ前とは少し違う感覚がある。
得意な角度を2,3個作ってしまえば、たいていのラインであわせられるようになるので、そういう練習をしていくことをオススメする。