ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

回転軸とストライクの関係

きれいなストライクになるときの回転軸というのがある。いつもそうであるとは限らないが、基本としての回転軸の考えを知り、自分の投球のチェックや、投げ分けを試してみるのもいいのではないかと思って、その辺の話を書いてみたい。

回転軸の基本

フックボールを投げているときには、2つの角度がある。

アクシスチルトは、回転軸が寝ているか立っているかの角度(水平面からのZ軸方向の角度)になる。アクシスローテションは、回転軸の向きの角度(水平面でのXY方向の角度)になる。

普段自分が投球しているときに、回転軸が、どの向きになっているか動画にとって確認してみるとよいと思う。

ストライクコースでのボールの動き

リリースしてからのボールの動きは、以下の3つに分けて表現される。

  • スキッド
  • フック
  • ロール

スキッドは、ボールが回転しながらレーンのオイルを滑っている状態。フックはドラインゾーンにきてレーンにボールが噛んで曲がりがでる状態。その後、ローテション角度が0度になってまっすぐにポケット方向に向かって、ストライクになる。

ここで、スキッドでレーンにボールが噛んで曲がり始めていたりすると、ボールの勢いが失われて、ローテーション角度が0度になった後に、すぐにアクシス角度も0度になってしまい、ロールアウトと言われる力のないボールになってしまい、ストライクにはならない。

理想的な回転軸

手前のオイルが十分になる状態のときには、アクシスチルトは、少ない状態で、縦回転(ローテーションも少ない)のボールの方が十分な曲がりと勢いが出てストライクが取れる。

縦回転が強い方が、ドラインゾーンでのレーンにボールがよく噛むことになるためである。

一方で、手前のオイルが少ない場合には、ドラインゾーンまでの間にボールの勢いがなくなってしまうので、その場合は、ローテションを入れたり、チルト角を大きくする(横回転)で、手前を滑らせてなげた方がよい。

理想的なストライクにしようと思う場合、オイル状態がよいときに、理想的な回転軸で投球できているかという話になる。

たまに、他のレーンで投げている人を観察していて、横回転が強いボール(UFOボールとも言われる)をいつも投げていて、あー、このレーンならもっと縦回転で投げれば、簡単にストライク取れるのになと思ったりする。

角度の調整方法

自分が通常の投球で投げるベースとなる角度をしっかり決めて安定的に投げられる練習が一番重要かなと思う。

チルト角は、手首の前後の折れ具合の角度で決まる。ローテション角度は、手首の左右の角度(リリースするときの中指と薬指が左右のどこを向いているか)で決まる。

ベースとなる角度を決めて、理想的な回転になるように、ひたすら練習するということで、基準を作る。

その上で、前後、左右の手首の角度で投げ分けることができるようになる。

まとめ

回転軸がレーンにあった理想的な状態をキープできれば、ストライクは量産できる。コントロールも重要ではあるが、ハウスコンディションのレーンでは、幅があるので、回転がしっかりしていれば、左右で1,2枚のずれでもポケットに入ってストライクになる。

ずっと練習しているのに、ポケットに入ってもストライクにならないというような人を見かけることも多く、思い当たる人は、回転軸をもっと意識して練習したらステップアップできると思う。