ボウリングのすすめ

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キャリーダウンしたレーンの攻略

レーンの奥のドラインゾーンにオイルが伸びてくることを、キャリーダウンという。奥にオイルが運ばれた結果、ボールがレーンに噛まなくなって曲がりがでなくなってしまう。本日もそんな状態に、そうそうになってしまったので、いろいろな対処を試してみた。

キャリーダウンの対策その1

単純な対応として、オイルが伸びてポケットに薄く入ってしまう対処として、立ち位置を右に移動する。

オイルが伸びてない場合は、これは、よいのだけど、伸びている場合には、よくない対策になる。ボールが伸びているオイルの上で曲がってくる動きになるので、オイルに、どのぐらい触れるかによって曲がり幅が毎回、違うようなボールの動きになる。オイルが伸びているといっても均一に伸びているわけではないので、オイルのあるところに触れたり、触れなかったりで安定したボールの曲がりが得られない。

キャリーダウンの対策その2

セオリーとしては、立ち位置を左(つまり、内)に移動して、フッキングポイントも左にずらす。こうすると伸びているオイルを避けてポケットをつくことができるようになる。

一方でオイルの多いところをボールがスキッドしていくので、状況によっては曲がりが足りない(入射角度がでない)という状況もありえる。

その場合は、カバーの強いボールにチャンジしてそのラインを投げる。

キャリーダウンの対策その3

本日の練習で実施していた対策がこれになる。最初の立ち位置から変更せず、投球時にボールを手前から転がすように投げる。

手前から転がすように投げると、ラインは同じはずなのに、伸びているはずのドライゾーンでもしっかり曲がって、ポケットに入る。

この手前から転がすというのを、自分の感覚として、どうやってるのかを説明する。通常、ボールが手から離れるとき、ボールと床の高さがあって、進行方向への力が働いているので、ボールが斜め下方向に落下している。手前から転がすときは、床からのボールの高さを低くして、かつ、床へ早めに落下させる。斜め下に投げるというよりは、下に投げるという感覚に近い。

こうすると、着床時にボールが床に滑って進むことなく、着床からボールが回転しつづけて、ドラインゾーンまでスキッドしていく。手前でのボールのパワーロスがないことと、回転が多くかかったままドラインゾーンに入っていくので、よく曲がるのだと思う。

ボールの高さの調整は、スライドのステップで重心を落とすことと、右肩を下げることでやっている。

プロのレッスンなどを受けていると、最初からこの手前から転がすように投球することを指導される。そういう意味では普段からやっていれば、ある程度、オイルが伸びてきたレーンでも対応できるのだと思う。

まとめ

キャリーダウンの対応は、結構、やっかいなものだと思う。大会などでは、一時的にスコアが伸び悩む時間帯があったりするが、それがこのキャリーダウンであることが多い。そのままずっと投げていれば、このドラインゾーンのオイルも削られてくるので、また曲がりが復活するのだけど、練習で1人で投げている限りは、そんなに多く投球しないので、避けるか、伸びてても曲げるかの2択になる。

内に入ってボールチェンジが基本だとは思うが、自分だと、同じラインで転がすように投げるという対処で、もう2ゲームぐらいは耐えられるので、この方法を使っていることが多い。