その日のレーンの状態によって、さて、どのボールを使って投げるかという話と、オイルメンテナンスした後から10ゲームとか投げる場合のボールの替え時や、どのような方針で変えるといいのかなどを書いてみたい。
基本的な考え方
オイルがたくさんあるときは、カバーの強いボールを選択する。ソリッドのボールとかコアの強いボール。
そして、レーンが遅くなってきた(オイルが少なくなった)と感じたら、走り系のパールのボールにチェンジする。
上記が基本的な考え方になると思う。
もう一つの考え方
フレッシュなレーンであれば、ドライゾーンにオイルが伸びていることもなく、オイルの切れ目付近に沿ってパールのボールで投げてもドライゾーンで、キレて曲がってストライクになる。なので、最初からパールのボールを投げる。
手前のオイルの削れを感じたら、内に寄る。そうすると、曲がりがほしくなるので、ソリッドのボールに変更して攻める。
こちらは、基本的な考え方と逆のボールチェンジになっている。
ボールの選択の難しさ
2つの考え方を書いてみたが、これは、ケースバイケースでボール選択するというのが正解らしい。
どういうことかというと、レーンのオイル状態もオイルの長さ、量、変化の仕方によって、最適なボールは違うということらしい。
一概には言えないということで、難しい。
練習で、一人で投げている場合で、フレッシュなレーンで投げ始めるというようなケースだと、「基本的な考え方」で示した方針でほぼ安定したスコアが出せると思う。
一方で複数人で投げている場合には、そのレーン変化が、他の投げている人の影響を受けるので、自分の投球スタイルと、レーンの変化状況で、ボールを選ぶことが必要になってくる。
高回転でストライクを取るタイプの人は、「もうひとつの考え方」のスタンスでどんどん内に寄って、投げている印象がある。
一方で、女子プロとかストローカータイプは、走るボールを選択したり、少しだけ内によって、奥で曲がりを強くするようなボールに変えたりして、そのときのレーン状態にあうボールを選んでいるように思う。
ボウリングは、理屈上は、オイルを使って、ボールの勢いを残してフッキングまでもっていく必要があるので、立ち位置を外に変更することは、ほとんどない。
曲がりが足りないと思ったら、立ち位置を右にするというのは、最初のアジャストのときだけで、ゲームが進んでいくと、内側に寄っていくのがセオリーになる。
外の手前のオイルが削られてしまうので、ボールの勢いがそこで落ちてしまい、曲がりが弱くなって、スプリットなどのリスクが高くなってしまうためになる。
まとめ
ハウスコンディションの大会などで安定したスコアを出そうと思ったら、曲がりがあまり強くないパール系のボールでアジャストした方がよいと考えている。
レーン変化に敏感なボールを使っていると、他の投げている人の変化の影響を受けてしまい、思わぬところでスプリットになったりしてしまう。
これは自分のボールの速度と回転がそこそこでしかないという特徴による。大会の後半のゲームで少し内に入らないと、ダメだなと思ったら、そこで初めて内に入ってやや強い(もしくはキレる)ボールを投げる。このときには、同じボックスで投げている人のレーン変化の予測もある程度できる状態になっているので、ゲームの進行とともに必要に応じて内にどんどん入っていく。
ボール選択は、いろいろな考え方があるように思うので、引き続き研究していこうと思う。