ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

走って曲がるボールの話

ボールを選ぶときに、走って曲がるボールがいいというフレーズをよく耳にする。さらに、大きく曲がるだけでなく、クイッと、キレのある曲がりがでるボールが好きな人も多い。自分もそうなのであるが、今日はそんな走って曲がるボールの話を書いてみたい。

走って曲がるボールとは?

一般的には、パール系のボールで、RGも高めで、⊿RGも大きめのボールということになるかと思う。さらにキレるという部分を付け加えると非対称コアというボールのスペックになる。

さらに、ドリルレイアウトも、なるべく走って、奥でコアを起き上がらせるようにピンアップで調整するとよい。

走って曲がるボールが好まれる理由

レーンのオイル状態によって、最適なボール選択があることを横に置いておいて、レーンにある程度あっている状態で使った場合に、とにかく気持ちのよいストライクがでることかなと思う。

レーン上でボールが、シューッと滑っていき、ドライゾーンで急激にブレーキがかかり、レーンにボールが噛んで、ぐいっと、鋭角に曲がって、ポケットに強くヒットして、ピンを弾き飛ばすように倒してくれる。

この鋭い曲がりと、ピンヒットの音、一斉にすべてのピンが倒れてくれる感覚が、気持ちいいのである。

非対称コアで⊿RG値が大きいと、鋭く曲がってくるので、入射角度も出て、ストライク率も向上するので、レーンにあっていれば、一番、気持ちよく投げることができる。

走って曲がるボールがあっているコンディション

ハウスコンディションでもある程度オイル量があって42フィートぐらいが一番投げやすく感じる。

手前のオイルが削られていると、本来のパフォーマンスが出しにくいが、オイル量があれば、内に入って出し戻しでもストライクになるので、手前を走らせられるラインが重要になると思う。

逆に、あってないコンディションとしては、オイルが伸びたり、途中で削られていたりと、投げ込まれたレーンになる。反応が敏感ということでもあるので、ちょっとのライン取りのミスで、ブレ幅が大きくなって、ストライクが取りづらい状況になってしまう。

レーン状態が荒れ気味のときは、対象コアで、⊿RGも高くないボールの方がポケットを狙いやすい。また、オイル量が多すぎると、走り過ぎてしまうということもあるので、その場合は、ソリッド系のボールの方がよい。

走って曲がるボールの投球で気をつけたいこと

ボールの種類によって、スイングを変える必要はないのだけど、この気持よい曲がりを出すという部分で考えると、回転数を多めというのが、ポイントになってくると思う。

しっかりと手前から転がして、奥でレーンにしっかりとボールが噛んで曲がるようにするためには、回転数が多い方がよい。

自分は回転数が多い方ではないが、手前をしっかり走らせるラインに乗せることと、そのラインに投げるときもしっかりと指に乗せることを意識したリリースをするように心がけて投げている。毎回できるわけではないが、スピードに乗って、回転数があるリリースができたときには、とても気持ちのよいストライクがでて、これがボウリングの醍醐味だわとか思う。

まとめ

ボウリングでストライクになるライン取りは、いく通りもあると思うが、ダントツで気持ちいいのが、この走って曲がるボールでのラインになる。

ただ、レーンコンディションがどんどん変化してくるようなオイル量が少ないレーンとかだと、数ゲームで、気持ちいいラインが使えなくなってしまうので、使い所も頻繁にあるわけではない。

最近一番気にいっているボールは、ラディカルのインコグニートパールになる。ドリルレイアウトも自分のPAPにあわせてドリルしているので、レーンにハマってくれたときは、理想的な曲がりとキレをみせてくれている。