長くボウリングをやっていると、知り合いも多くなり、いろいろとボウリング経験豊富な方々からのアドバイスをいただく機会もある。
そんなとき、そのアドバイスの理屈が自分として理解できないときは、そのまま信じない方がいいんじゃないかという話になる。
先日、かなり上級者の方からアドバイスを2ついただいたのだけど、どうもまだ納得できていないのでそんな話を書いてみたい。
状況といただいたアドバイス
状況として、外側のオイルが削られていて、インサイドに立って投げないとポケットまでボールが出ていかない状況であった。
アドバイス1
縦回転で奥までボールを走らせていくようにした方がよい。
自分の理解
横回転の方がボールがレーンに滑っていくので、手前をスキッドさせたいなら横回転の方がいいはずと思う。
特にインサイドに立って投げているから、フッキングポイントで多くの曲がりを出したいので、曲がりを大きくする上でも横回転の方がよいはずと思う。
ただ、その方は、縦回転で手前で多少レーンに噛んでも曲がり幅がでないようにして投げた方が、ポケットをつきやすいよという意味だったのかもしれない。
でも、手前で噛んでしまうなら、更にオイルのある内に入って、スキッドさせた方がいいとも思う。
アドバイス2
10ピンが2投連続で残ってしまったことを受けて、1枚右に立ち位置を変更した方がよい。
自分の理解
オイルが外にあれば、1枚右に立ってアジャストはある。でも、今、外のオイルがなくって、どんどん内に入っている状況なので、外側に立ち位置を変更したら、手前で捕まってしまう。
また、奥での曲がりが足りない状況は、現状で投げているラインのオイルが削られてきて、手前でやや反応してパワーを失っている可能性が高いので、さらに内に立って、オイルを使って投球した方がよい。
アドバイスを受けた結果
アドバイス1に関しては、縦回転では投げなかった。実際に投げてみて、どうボールが動くのかを確認してみてもよかったかもしれないが、リリースが少し変わってしまうので、無理に縦回転で投げるよりは、さらに内に入ってなげようという対処にして、ストライクはもってこれる状態が作れた。
アドバイス2に関しては、試しに1枚右に寄って投げてみた。2投投げて1つストライクが持ってこれたが、幅が狭い印象だったので、やっぱり内にさらに2枚寄って、少しスピードを落として、フッキングポイントでの曲がり幅を多くだすようにして、その後は、そのラインで安定してストライクをもってこれるようになった。
まとめ
アドバイスをいただけることは大変ありがたいと思う。そして、上級者になれば、なぜ、そうするといいのか?と聞けば、その人なりの理屈で説明いただけることも多い。
ボウリングの投球フォームは、年々進化していて、昔は、これが正解と言われていたことも今は、ちょっと違うという話も多い。例えば、プッシュアウェイでボールを前に出すことは、今は、よいとは言われていない等。
結局のところ、ある程度の理屈の解釈は、自分次第ということになる。自分の体にあったフォームや、自分が投げやすいと思うフォームで、その完成度をあげていくということでよいんじゃないかなというのが最近の自分の考え方になる。
ただ、力学的、人間工学的に、こうした方がよいという物理法則は絶対ではあると思うので、その辺の理屈を理解して、自分なりの目指す姿を追求していこうと思う。