ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

内に寄って強いカバーのボールを投げるとき

先日のボウリング遠征で、上級者のボウリング仲間から「内に寄って強いカバーのボールで投げる」というアドバイスを受ける状況があった。そんな話を書いてみたい。

そのときの状況

45フィートのやや長めのオイルパターンであるものの、ゲーム数が進むにつれ、強いカバーのボールだと手前で捕まってしまう状況になり、ややカバーを落としたボールで投げているときだった。

ゲーム数としては、4ゲーム目ぐらいで、ややカバーを落としたボールでも手前で噛んでしまい、奥までボールがでない状況になってきた。そんな中、1枚ずつ、内に立ち位置を変えて投げていたのだけど、戻りがあまかったりして、やっぱり外かなとか、左右に立ち位置を変えていた。

どこに立ち位置をもってきても、ボールの曲がりが安定せず、困ったなと思っていたところであった。

アドバイス内容

『最初に使っていたカバーの強いボールに変更して、2枚、内に立ち位置を変更して投げてみたら?』というのがアドバイスだった。

自分としては、そこまで内に入ったら、強いカバーのボールでも戻ってこないのではないか?という半信半疑の状態でもあったが、アドバイスは素直に聞いてみようと思い、投げてみた。そしたら、びっくり、しっかりボールがスキッドしてフックして、ストライクになった。

たまたまかもしれないと、次のフレームでも同じように投げてみると、やっぱりストライクになった。

アドバイス内容の解説

ボウリング仲間によると、カバーが中間ぐらいのボールで投げていて、立ち位置を1枚、変更しても不安定な曲がりだったら、強いカバーのボールに変更して、思い切って内に入った方が安定するということだった。

弱いカバーのボールで1枚前後での微妙なアジャストを試行錯誤するよりも、強いボールで2枚の立ち位置変更の方が、ボールの動きはメリハリがつくということである。

ボールチェンジの発想の転換

今回のように、もともと強いカバーのボールで投げていて、手前のオイルが削られてきて、ややカバーの弱いボールにチェンジしている状況で、さらに手前が削られてきたときに、もっかい、強いボールにチェンジするという発想は、自分では出てこなかったと思う。

一方で、理屈的には、強いカバーのボールを使うべき、シチュエーションであることは、理解はできる。

カバーの弱いボールを使っていると、ボールがスキッドしてほしいときに、道中のオイルの削れぐあいによっては、微妙にボールが動いてしまったり、フッキングポイントで安定した曲がりがでない状況になることがある。

このような状況では、むしろカバーの強いボールの方が、安定してボールは進む。オイルが削られていれば、強く反応してしまうのだけど、投げるたびに、変化が違うというようなことは起こらない。

なので、内に入ってオイルを使って、外に出していけば、外のオイル状況によっては、しっかり戻ってくるし、それがダメだったら絞ればよいということになる。

まとめ

ボールチェンジもレーンの状況をしっかり把握して、柔軟に考えないとだなと思った出来事だった。自分は回転数がそこそこなので、レーンのオイル変化に敏感にボールが反応してしまうことが多い。そういう人は、特に、ボールチェンジを状況に応じてやっていくことが必要だと思う。今回、強い、弱い、強いの順に変更するというのは、新たな気づきであった。アメリカンで3人で投げていたので、変化が想定より早いという状況だったこともあるが、今のレーンのオイル状態でベストなボールは、どれなのか?ということを、もう少しフラットに考えるようにしていこうと思った。