ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

アメリカンで左右のレーンのアジャストのコツ

アメリカン方式でボウリングをやっていると、左右のレーンのオイルの状態の違いから投球ラインや、ボールなどを変えて対応することがある。

同じオイルパターンで作っているはずであるが、最初から結構違うということもある。どういうアジャストをしていくのかという話を書いてみたい。

投げはじめ

左右で同じ立ち位置から同じラインに向けて投げてみる。大会などでは、オイルひきたてなので大きく違うことは少なくて左右で、立ち位置で1,2枚ぐらいの差に感じることが多い。

ポケットへボールが入るように、立ち位置を調整していくと、奥のボールの曲がり方が微妙に違うと感じることもある。そういう場合は、立ち位置だけでなく、ねらうスパットの位置も1,2枚変更してアジャストする。

ゲームが進んできたときの変化

通常、大会だと同じボックスに入っている人の投球ライン(自分を含む)でオイルが削れたり、伸びたりしてくるので、もともと微妙に違っていた左右の違いが大きくなる傾向がある。

基本的には1レーンで投げているときのアジャストと一緒で、手前のオイルが削られてきたら内に入って投げるというのがセオリーになるが、自分より内を使っている人がいたり、フッキング付近のオイルを伸ばしている人がいたりすると、ややこしくなる。

ややこしい状態になったときのアジャスト

人によっては、このタイミングでボールチェンジして、そのレーンの特性に応じてアジャストすると思う。左右のどちらからがややこしい状態になったら、そっち側のレーンだけボールを変えるということである。

手前でつかまってしまっている場合などでは、パール系で走らせるような調整をすることが多いと思う。

さっきまで使っていたラインを変えずに、それに対応できるボールにするという戦略になる。

自分だと、最近は、こういう状態になると、外に4,5枚移動してスピードを入れて投げてみるということをやることが多い。

案外、外の5枚目付近のオイルが残っていたりするので、そこからまっすぐ目に投げて、じわじわと曲げて、ポケット前でくいっと曲がってポケットに入るようなラインになる。

このラインが使えれば、無理に内に入ってサイドローテーションを入れるとかせずとも、割とコントールしやすいので、しばらくはそのラインで攻める。

左右のレーンで使っているラインも、投球方法も違うという状態になるのであるが、片方だけボールを変えるということをやると、どうしてもボールの変化のイメージがどちらかに引きづられてしまうので、投げ方を変えた方が調整しやすいと感じる。

ゲームの終盤でのアジャスト

状況にもよるのであるが、ゲーム後半は、パール系のカバーの弱いボールで外目からまっすぐのラインで攻めるように、ボールチェンジしてしまうことが多い。

左右のレーンで、10枚目ぐらい、もしくは15枚目ぐらいをまっすぐに投げて、ポケット手前で少しだけ曲がるというラインになる。

このラインだと10ピンタップが多くなってしまう傾向があるが、レーンのオイル状態が結構まばらになった後半で、出し戻しのラインで投げていると変化の影響が大きすぎて刺さったり、曲がりすぎたりという状態になり、スプリットが出てしまう可能性が多くなる。これを防いで大きくスコアダウンしないようにするという防御の面もあって、弱いカバーのボールで変化の影響を受けないようにする戦略になる。

まとめ

アメリカン方式で投げることで、ボウリングの上達速度があがるという話をよく聞く。アジャストしないといけないレーンが2倍に増えるわけで、単純に考えても2倍頭をつかうので、2倍の上達速度になるということなのかもしれない。

また、左右のレーンで、投げるラインを変えることが多くなり、それを少なくも2回、正確に投げれないと200点以上にならないので、コントロールも1レーンでやるときよりも厳しいので、集中して投げるからということもあると思う。

そして、一緒に投げている人のライン取りや戦略を見て学ぶことで、新たな気付きを得て、次に活かしていけるということもある。

リーグで投げたり、大会に出て、スコアとしてはまだまだであるが、最近気づいてやっていることを本日は書いてみた。