長くボウリングをやっている人は、このラインで投げるのは得意というのがあると思う。これは、実はとても重要なのではないかと、最近、思うので、その辺の話を書いてみたい。
得意なラインとは?
具体的には、外目をまっすぐに投げるのが得意とか、中から外に出し戻しで投げるのが得意とかになる。
この得意というのは、コントロールの精度が高い、回転やスピードのブレも少ないということになる。結果、そのラインで攻めれば、ストライクが多く出せるという状態になる。
得意なラインだからストライクが出るわけではない
ここがボウリングの面白いところになるのだけど、レーンのオイルの状態、使っているボールの特性によって、得意なラインで投げてもストライクにならないときがまあまあある。
そういうときは、立ち位置だけの調整でもあわず、外に出す角度も変えていくことになったりするので、安定してストライクを出すことが難しくなってくる。
上級者になってくると、この得意というラインが2つ以上ある状態だと思う。そうすると、ボールとラインの組み合わせである程度のレーンに対応できるようになり、アベレージも200に届くと思う。
得意なラインを作る練習
レーンのオイル状態とあってない中で、投げ続けてもスコアもでないし、安定して投げられているかの確認もできないので、得意なラインを作ろうと思うと、朝一番とかのオイルメンテナンス直後のレーンで練習するのがよいと思う。
そうすると、だいたいオイル状態が一定になるので、使うボールを決めて、3,4ゲーム同じラインで投げることができる。それを繰り返しやっていくことで、体で覚えていく。
得意なラインがあるといいこと
自分の調子を崩したときなどに、原点にもどって、得意なラインで投げていつもどおりの安定した投球ができるかのチェックに使える。
そこでちゃんと投げれる状態を作って、別のラインでの投球をする等で、調子を取り戻すことができる。
また、レーン状態とボールがぴったりあったときに、ストライクを続けて高スコアを出すこともできるようになる。
通常、250点以上を出すことはかなり難しいと思うが、このレーンの状態とボールがあって、得意なラインという条件が揃うと、出せるスコアになってくる。
1つ得意なラインができれば、それを軸にして、得意なラインを増やしていけば、対応力もあがる。
得意なラインを作らずに、立ち位置、狙うスパットで投球していると、オイル状態と使うボールによって、毎回、微妙なズレがでて、自分の投球精度に問題があるのか、レーンのオイル状態の問題なのかも切り分けずらいので、上達に向けては遠回りになってくると感じる。
まとめ
自分だと今、3つぐらいのラインは比較的安定して投げれる。外目まっすぐ、内から外に出し戻し、内から絞って投げるの3つになる。
レーンの状態によっては、この3つの中間ぐらいの意識で投げることもあるが、3つを基準として投げている。
外目まっすぐだと280点以上、内から外に出し戻しだと300点、内から絞って投げるだと250点以上の最高スコアになっている。一方で自分が一番得意なのは、外目まっすぐだったりする。300点が出せるかは、運もあるので、一番得意なラインだとは限らないところもボウリングの奥深さかなと思う。絞って投げるのは、レーンのオイル状態が外カラカラという特殊な条件のときなので、練習量がまだ足りてないなと思っている。