ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボールを曲げる基本と応用

今回は、ボールを曲げる方法を少し書いてみたいと思う。自分でも調子がよくないときなど、なんか曲がらないということがあって、基本的なことを改めて整理してみようと思う。

ボールを曲げる基本

一番、基本となる投げ方が、手首がまっすぐに伸びた状態で体の横をボールが通過するようにすることだと思う。無理にカップリストを作る必要はなくて、体の横をボールが通過するときに、親指が前を向いている状態を作ることが重要になる。(親指が下をむいていてはいけない)

ここで、ボールが重たいので、手首が重さに負けて後ろに返ってしまう状態になってしまいがちというのが、難しいところの一つで、対策としては、リスタイという補助器具を手首につけるという方法がある。

自分は割と初期から手首保護を兼ねてリスタイをしていて、1500円ぐらいで買えるので、女性とか力の弱い人は、ぜひ使ってほしいと思う。

次は、親指の方向を左側に少し向けて投げることになる。時計でいうと10時の方向とか言われているが、親指がまっすぐ前に向いていると縦回転しかかからないが、10時(左に60度ひねった方向)に向けてリリースすると、自然に回転軸が傾いてくれる。

回転軸が傾くと、ボールは転がっていって、奥のオイルのないところでレーンに噛んで曲がる。

たまに、1つ目の手首がまっすぐにできていないが、2つ目ができているので、結果、ボールが曲がっているという人もいる。ただ、その場合、投げれるラインが限定されてしまうとか、力の入ったボールを投げることが難しいので、2つを身に付けてほしいなと思う。

ボールを曲げる応用

基本ができた後で、さらに、しっかり曲げるために気をつけた方がよいことがいくつかある。

一つは、体の近くでボールをリリースするということになる。体の中心(重心)に垂直な軸があり、そこから近いところで腕を振るという動作になる。

脇を締めるとかの表現もされるが、脇を締めているわけではなく、軸に沿って腕を振ることで結果的に、脇がしまった投球になる。

ボールが左足のくるぶしのすぐ横ぐらいを通過する。そのとき、ボールは顔の真下を通過している状態になる。

この状態でボールがリリースされるときに多くの回転がかかる。ボールが体の内側にある方が、手のひらがボールに深く入って、結果的に、より長い時間、フィンガーにボールがかかっている状態になるためである。

この状態を作るのは、結構な練習が必要で、自分としては、右肩を下げて体の内側から外にボールを運ぶようなイメージで投げている。

二つ目の気をつける点は、フィンガーにひっかけて投げないことでになる。ボールが回転している理由は、親指が先に抜けて、最後に、中指と薬指にひっかかって、回転がかかっている。

この理屈だと、ひっかける必要があるように感じるが、ちょっと違って、親指が抜けて、フィンガーだけが残った状態で転がしているというのが正しいイメージになる。

ひっかきあげているのではなく、ひっかかた状態で転がしている。

曲げようとして腕を振り上げるように投げている人をたまに見かけるが、中指と薬指でひっかきあげても、そんなに曲がらない。(というか指を怪我しかねない)

野球のボールを手にもって転がそうとすると、自然に親指が離れて4本の指で押しているような動作になると思う。

ボウリングのボールも同じで、重いけど、接地面でボールを転がしてあげればよい。これをやるコツとしては、体が起き上がった状態でボールをドンっと落とすのではなく、助走の最後のスライドで低い姿勢(前傾)になって、ボールを接地面ぎりぎりでリリースすることだと思う。

まとめ

ボールを曲げるコツを基本、応用で書いてみた。このコツを掴むというのが、最初のハードルだとは思うが、基本のことは、1、2回の練習でできるようになると思う。変はクセが付く前にしっかりと基本を身につけるという意味では最初が肝心かもしれない。

それと、手首に一定の負担がかかるのは間違いないので、最初からリスタイを使うのがよいと個人的には思う。

応用のコツは、アベレージで180以上を目指す場合、身に付けた方がいいような技術かなと思う。