ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

レーンのオイルの種類による違い

いつも行っているセンターのレーンにひいてあるオイルが10月から変更になったそうである。円安の影響もあって、オイル価格の値上げもあったようで、国産のものにしていると聞いた。実際、先月ぐらいから違いを感じていたので、やっぱりそうかという感じである。今日はそんな話を書いてみたい。

レーンにひいてあるオイル

このオイルは、一般には「レーンコンディショナー」と呼ばれている。センターにレーンのオイルパターン表があれば、そこには、フォワード、リバースでそれぞれに使われているオイルの種類(メーカ、ブランド)も表記されていることが多い。

このオイルにも、いろいろな種類があり、大まかな特性の違いとしては、粘度があり、それによってボールのレーンへの噛みぐらいなどが変わってくる。

その他レーンコンディションを決めている要素としては、オイル量がある。多いとボールは滑るし、少ないとよく噛む。

また、この粘度と量によって、レーンの利用ゲーム数も変わってくる。オイル量が多かったり粘度が高い方が、対応ゲーム数は多くなる。

レーンのオイルの違いにる感覚の違い

同じセンターで投げているので、レーンのオイルの変化前と変化後でどのように感じているのかという話を書いてみたい。

少し前のレーン

レーンのオイルパターンが同じであるにも関わらず、微妙な違いを感じる日もあるが、それはオイル量の違いになると思う。

傾向としては、手前が削られてくることが多く、ローリングトラックのオイルも同じラインで投げていたら1ゲームか2ゲーム目で、つかなくなる。ゲームが進むにつれ、手前と中盤でオイルのスキッドが足りず、奥の曲がりがでないような変化をする。つまり、オイルが削られてボールがレーンに噛んで、失速している状態になる。対応としては、どんどん内に入っていき、オイルのあるところを使うというアジャストになる。一方で投げ込まれているレーンだと、内に入ってもオイルが足りないと感じることが多く、ボールとしては、カバーの弱いボールを用意しておかないと攻めきれない印象になる。

最近のレーン

傾向として、奥のオイルの伸びることが多く、2ゲームぐらいで奥でボールが少し行き過ぎて曲がりがゆるく感じる。手前が削られているわけではないので、外に立ち位置を変更してアジャストすることになる。

また、ローリングトラックへのオイルの付着はゲームが進んでもついてきていて、ボールが戻ってきて、表面に付着したオイルを、シャミーで拭き取ろうとしても、表面でオイルが伸びているような感じで、ベタつき感がとれない。

おそらく、粘度の高いオイルに変えたということなんだと思う。ボールにオイルが多く付着するため、結果、奥のドライゾーンにもオイルがどんどん伸びていっている感じになる。

ボールはカバーのある程度強いもの(ミディアムコンディション用など)が適しているように感じ、伸びたオイルに負けないカバーであれば、ドライゾーンでしっかり向きを変えて、入射角度がでるストライクが取れる印象である。

まとめ

同じセンターで投げている人だと、このオイルの種類が変わったというのは、割と気付けると思う。いつものラインで投げてもボールの動きが違うので、ストライクが取れないというような気付き方をする人が多いと思う。

オイルパターンは一緒なのに、ラインも違うし、合うボールも違うとなるので、大きな変化ではある。いろんなセンターでいろんなオイルパターンで投げている人は、その日、そのセンターで、レーン状態を読んで、アジャスト(ラインとボール選択)しているから、あまり気にならない人もいると思う。

自分はどっちが投げやすいとかは、特にないけど、ボールがベタついてきたりするのは、ちょっと気持ちわるい感じがしている。