ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

キャリーダウンと球質の関係

本日のボウリング練習は、カバーの強いパールのボールで投げ始めたのだけど、オイルがどんどん伸びていき、5ゲーム目からボールチェンジしたのだけど、スコアを伸ばすことができなかった。ボール選択が間違っていたとも思うが、そもそも伸びているのも投球の質も関係している気がする。そんな話を書いてみたい。

キャリーダウン発生の理由

キャリーダウンが発生するのは、いくつのかの要因があるのだけど、基本的には、オイル量が多めで、ポリッシュのボールを投げているときに、より発生しやすいと思う。

その他、一般的には、フォワードのオイルと、リバースのオイルがレーンにはひいてあるのだけど、このフォワードのオイル量が多いときに、伸ばされやすいと言われている。ただ、これは、レーンコンディション表が公開されていないと、投げている感覚ではわからないと思う。

それと、細かいことなるが、使っているオイルの種類によっても違う。

ボールの種類としてはウレタンのボールが一番、キャリーダウンするのだけど、その他、スペアボールのポリエステルの素材のボールでもオイルは伸ばされていく。

道中でボール表面に付着したオイルが、ドライゾーンにはみ出していくように、伸ばされていくという原理になるので、走るボールの方がフッキングポイント付近でさらに前進しようとするので、よりキャリーダウンしやすい。そういう意味ではソリッドのボールは手前から反応してドライゾーンでは曲がり始めているのでキャリーダウンの影響は少ないと思う。

本日のゲーム状況でのキャリーダウン

本日投球していたボールは、パールではあるが、4000番仕上げなのでポリッシュではないカバーも割と強めのものになる。

表面にオイルが多く付着していたので、オイル量は多めだったのだと思う。1ゲーム目はドライゾーンで急激に曲がってくる印象があるものの、2ゲーム目、3ゲーム目に入っていくにつれ、奥の曲がりが弱くなっていき、キャリーダウンが発生している感じであった。

対応としては、手前にオイルがある状況なので、立ち位置を外にどんどん移動していく形になる。4ゲーム目に入った時点で、4枚は外に移動していたので、平均すると1ゲーム1枚になる。

1ゲームの途中でも曲がりが足りない状況を感じることがあり、ストライクが連続している中でも薄めでポケットになったりして、外に移動していた感じになる。

キャリーダウンと投球の質の関係

自分の投球として、普通に投げている状況だと、手前からしっかり回転しているというよりは、リリースポイントが、少し前でボールが落ちて、そこから滑って回転が開始するという感じになっている。

そもそも回転数が多い方ではないので、ドライゾーンでしっかり回転してレーンに噛んでいるというよりは、それなりの回転数でなんとか噛んで曲がってくるという感じでもある。

こういう質のボールなので、奥にオイルが少しでも伸びてくると、さらに曲がるポイントが奥になってしまい、どんどん伸ばしてしまうということが起こっているのではないかと思う。

この対策としては、リリースポイントを手前にして、手前から転がすように投球するという対処をしている。手前から転がすことで、コアの起き上がりを少しは手前にもってくることができ、その結果、レーンにしっかりと噛むようになる。

ただ、キャリーダウンしてしまったレーンに対して有効なのは、少しの間だけで、根本対策にはならない。

一方で、高回転のボウリング仲間の投球を見ていると、多少伸びていても、ものともせずにレーンにボールが噛んで曲がってくる。また、伸びているところのオイルも削り取っていく勢いなので、やっぱり、回転数とキャリーダウンの影響は大きく関係するのかなと思う。

キャリーダウンの対応方法

基本的には、伸びてしまったフッキングポイントを避けて投げるという対応になる。伸びてしまっているところの外か、内にフッキングポイントを変更する。

ボールを変えても、伸びてしまっている部分には対応できないと一般的には言われている。ただ、これも伸びているオイル量にもよるので、カバーの強いボールに変更することで曲がりを出せることも多い。

本日は、最初に投げていたボールよりも、さらにカバーの弱いパールのボールに変更して、フッキングを外の手前に変更する対応をしようとした。

立ち位置をあまり変えず、伸びているところを右に避けて、曲がりを出そうと考えて、手前のオイルの削れもある程度あるので、カバーの弱いボールで走らせて、手前から曲げてポケットをねらう作戦になる。

この作戦がまったく、ハズレだった・・・。ストライクはある程度は出たのだけど、曲がり幅が安定しない印象で、大きく曲がるときには、スプリットになってしまうし、薄めでも7番が残るなど、スコアを伸ばせなかった。

カバーが弱いので、道中のオイル状況に左右され、1枚のコントロールのブレで曲がり方が大きく違うという状況になってしまったのだと思う。

まとめ

大会などで複数人で投げていると、誰かの影響でオイルが伸びてしまうということが起こる。その場合は仕方ないとして、自分で投げていて、どんどん伸ばしてしまうような球質は問題があるなと感じた練習であった。投球的に、手前から転がすことを基本にするように、フォームを見直そうかなと思う。

また、キャリーダウンした場合の対処としては、カバー強めのボールに変更にして内に入ることを基本にしようかなとも思った。通常、手前が削られてきた場合には、内に入るしかないし、本日の結果からみても、外へ出て、弱めのパールはないなと思った。自分の投球としては、外の方が得意なので、レーン変化の影響を敏感にならないようにハイブリッドのボールぐらいにしておけばよかったのかもしれない。