リーグでも普段の練習でもそうなのだけど、日単位でスコアのアベレージを見ると、割と差ががある。アベレージでプラスマイナス15〜20点ぐらいはあると思う。だいたいの傾向としては月単位でみると、その月のアベレージは、今の実力だろうという数値に収束してくる。
日によって何が違うのだろうかという話を書いてみたい。
日によって違うもの
体の疲れ具合、やる気とか、たぶん違うだろうというものもあるけど、測定が難しいのでそれらを除外すると、以下が違う。
- 親指の太さ
- 使っているボール
- レーンのオイル状態
それと、投球動作で見るとたぶん、以下が違う。
- 助走の速度
- リリースの仕方
長年やってれば、投球動作は安定して、いつも一緒になるだろうと思いきや、日によって違うような気がしている。特に助走速度に関しては、練習の2ゲーム目と、6ゲーム目とか、日の中でもゲームを多くやっていると変わっているような気がしている。
また、リリースの仕方が若干違ってしまうのは、親指の太さとボールのフィッティングをばっちり、あわせることが難しいということが理由になる。フィッティングテープの厚さがあるので、微妙に感触があわないときもあって、若干緩めの場合は、リリースも少し指で握ってしまっていたり、キツくした場合は、抜く意識が強くなってしまったりして、変わってしまう。
アベレージに効いているのは何?
一番影響しているのは、自分ではどうしようもない「レーンのオイル状態」だとは思う。使い込まれたレーンや、キャリーダウンしてしまったりすると、スコアは伸びない。
リーグ、大会などでレーンメンテナンスしたばかりだったら、安定したスコアが出せるかというと、それもそうでもない。今度は、「助走速度」、「リリースの仕方」を投球ごとに同じになるように安定させることが難しい。
特に1ゲーム目は体も十分に温まっていないので、ブレ幅が大きい印象が自分にはある。リリースについても同様で投げていると親指の太さが細くなってきたりするので、10ピンなど、いつもと同じラインであっても、ミスしてしまうこともある。
6ゲームとか投げていれば、中盤以降のゲームは安定するので、日単位でみると、3ゲーム目以降のスコアの方が高い点数になることが多い。
安定してきてもスコアが出せないときもあって、その理由は、使っているボールだと思う。そのレーンのコンディションにもっともあったボール選択ができたときは、スコアが伸びるが、そうでないと、1ゲームぐらいは200アップはできるが、その程度で終わってしまう。
また、6ゲーム以上やっていると、手前が削られてきたり、奥のオイルが伸びてきた影響なども受けるので、レーンが難しく変化した場合には、高スコアを維持できないこともある。
月でみてアベレージが実力に収束してくるのは、正しいボール選択ができた日とそうでない日と、レーン変化に対応できた日とそうでない日が平均化されるためだと思う。
まとめ
通常のハウスコンディションであれば、実はボール選択はそんなにシビアではないはずである。ボールの特性に応じて、ここのラインに投げれば、大丈夫というラインが複数あるのが普通だからになる。
そういう意味ではレーンのコンディション把握と複数のラインで正確に投げる技術もまだまだなんだと思う。
ちなみに、3ゲームやって、どんどんスコアがよくなっていくようなゲーム展開が理想で、スコアのアップダウンが激しいようだと、日によって違うもののブレ幅を収束できていないと考えるようにしている。