ボウリングの大会のライブ配信や、TVでのボウリングの放送を見ることがあるのだけど、もうちょっとなんとかならないかと思う。ボウリングは見ておもしろいというよりは、やっておもしろいというゲームだとは思うのだけど、見て、面白そうだと思えるようになるとよいと思う。
動画の見せ方の現状
ライブ配信だと、中継レーンとして1ボックス(2レーン)を後ろから固定カメラで流していることが多い。また、解説にはプロボウラーが大会によっていろんな人が出てくれていて、それぞれの意見を言ってくれる。
一方で、どの程度の知識を持っている人をターゲットに解説しているのかというと、ある程度ボウリングをやっているマイボウラー向けに話をしているように思う。視聴者がそうなのだから当然なのかもしれないけど、関心がちょっとあるぐらいの人だと、わからない用語とか、何をどう見たら面白いのかもわからないと思う。
TVでのボウリングだと、解説は割とレジェンドのプロボウラーで、スポーツ中継のアナウンサーがいる。ストライクになるとまるでサッカーのゴールシーンのように、「ストライク〜!」と叫ぶ人もいて、なんとなく空回り感を持ってしまう。
こちらは、割と初心者にターゲットをおいて解説している感じではあるものの、その説明でわかるのか?というところもあったり、ボールチェンジしていることに気づかないときもあったりして、自分としては、参考になることもほとんどない。
動画の見せ方の提案
アメリカのPBAとかの動画を見ていると、投球ごとに何枚目のスパットを通過して、何枚目でフッキングしているかのシミュレーション画像が差し込まれたりする。そこにはボールの速度、回転数なども表示されている。1つ前の投球のラインとの比較などもあったりして、どれだけ正確に同じところに投げられているのかなどがわかる。
日本でもレーンにカメラ、センサーを設置して、投球を数値化してデータで見せるという工夫をやってもらえるとよいと思う。
こういうのは、ゴルフのTV放送で、リプレイでボールがどの軌道で飛んでいるのかや、選手ごとの飛距離の違いや、平均スコアなどの統計情報をときどき表示することと一緒で、各選手の実力がわかっていいと思う。
動画配信でリアルタイムにやることが難しいのであれば、Webサイトと連動させて、必要なデータは、そこで見れるというような工夫でもよいと思う。
解説については、初心者向け解説と、ある程度ボウリングをやっている人向けを別に収録してもよいのではないかと思う。
全ゲームを解説する必要はなくて、決勝とかだけでもいいと思う。特に、アジャストしたときに、内にどのぐらい寄ったのかや、リストアクションを変えた等でボールの動きのどこが変わったのかなどをしっかり説明してほしいと思う。
初心者向けには、どのような工夫をしながらゲームをしているのかや、今、このゲームの難しさはどこにあるのかなど、それぞれの選手がどのような戦略で投げているのかなどを説明してもらえれるとおもしろさが伝わるのではないかと思う。
まとめ
ボウリングは、後ろから見ているだけでわかることに限界がある。解説の人も選手がどんな工夫をしているのかよくわからないこともあると思う。なので、データを取得して、その事実をもとに、何が起こっているのかを説明するようにしたらよいと思う。
いろいろな機材を入れないといけないので、どこのボウリング場でもできることではないと思うけど、見せ方から変えていかないと面白さに気づいてもらえないと思って、本テーマを書いてみた。