ボウリングのすすめ

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オイルパターンが違うと難しい?

今年からリーグで投げているレーンのオイルパターンが、固定ではなくなり、月ごとにセンターで決めているオイルパターンにするということになった。

今年になってから、2回のリーグで投げる日があったのだけど、どちらも今までとは違うレーンパターンだった。そうしたら、リーグで投げている人のアベレージがかなり下がってしまっていて、そんなに影響あるものなのかとびっくりしたので、そんな話を書いてみたい。

オイルパターン

昨年までは、42フィートのオイル量がそこそこあるというレーンコンディションだった。そして1回目のリーグが41フィート、2回目のリーグが44フィートというオイルパターンになる。

オイル量は、毎回、微妙に異なるので、オイルパターンの参考にはならないが、41フィートは、短めでかつ、オイルが薄い状態だった。44フィートは、中央にオイルはあるが、外はかなり薄いという状態に感じた。

リーグ参加者のスコア状況

42フィートで投げているときには、普通に200前後のスコアを出している人でも、41フィートのレーンコンディションだと、180前後ぐらいのスコアという結果(つまり−20以上)だった。また、180前後の人だと、150以下になってしまうという状況である。

44フィートで投げたときにも、やっぱり、−10以上の差があるという状況で、180前後の人だと、41フィートのときと同じように、さっぱり打てないという結果だったように見えた。

自分のスコア状況

44フィートのリーグには参加していたのだけど、アベレージだと190で、まあ、リーグでのアベレージとしては普通という感じで終わった。

投げる前から44フィートということで、少し速いかもしれないと思いつつも外にオイルがなくなるのが早そうだと思って、やや弱めのハイブリッドのボールを選択した。練習投球で、やや外に立って、ちょい出しをすると、しっかりボールがドライゾーンで曲がってポケットヒットしていたので、そのラインからはじめて、ゲームが進むにつれて、内に立ち位置をどんどん変更するというスタイルで投げた。

立ち位置が、過去のリーグのオイルパターンに比較すると2枚ぐらい外から開始になるぐらいで、それ以外は、特に影響がないような感じで投げていた。

リーグ参加者のスコアが大きく変動している理由

いつも決まったオイルパターンで投球していると、ここに立って、この辺のラインに投げれば、ストライク(もしくは少なくともポケット)ということがわかってくる。

これは、スペアでも一緒で、例えば7番ピンが残ったら、ここに立って、この辺のラインに投げれば取れるという学習がされてしまっている。

オイルパターンが変わると、上記の立ち位置やねらい所は、変わってくるのであるが、そのアジャストすることに慣れていないので、曲がらないとか、曲がりすぎるとかで、右に左に向きを変えて投げたり、立ち位置をいろいろ変更して思考錯誤した結果、本来の自分の投球を見失ってしまった結果だと思う。

また、41フィートだとショートに近いので、セオリーは外から攻めるだし、44フィートだとロングになってくるので、セオリーは内から攻めるになる。

このセオリーが常に正しいとは限らないのだけど、あわない攻め方をしてしまった結果、スコアが出せなかったという人もいると思う。

まとめ

リーグで投げている上級者の人も、結構、スコアを崩していることが意外で、こんなにも影響を受けるのかとびっくりした。特に41フィートのオイルパターンのときは、いつも200以上の人も180アベレージぐらいになっていて、事前に41フィートと知らされていなかったので、弱いボールがなかったとか他の要因もあると思う。

ちなみに、レーンのオイル状況を把握するには、曲がっているかそうでないかだけでなく、どこで起き上がっているか、ロールアウトしていないかなど、ボールの動きの変化をとらえる技術がいる。

そして、オイル状態を把握した上で、それにあったラインに投げる技術としては、外にどの程度の角度でボールを出すかなど、内のオイルを使いつつ、投げる技術がいる。常にまっすぐに投げている人だと、立ち位置を変えても、適切なボールを投げないと対応できない。

そんなわけで、オイルパターンが違うレーンで高スコアを出すには技術がいるので難しいという話になる。