大会などで投げているとゲーム終わりに、スコア表が配られ、そこにH/Lが表示されていることがある。このハイローとは、例えば4ゲームやったとして、その最高スコアと、最低スコアのゲームのスコアの差を指している。
トータルスコアで同点だったとしてもこのH/Lが少ない人が勝利となるというに使われる。
ハイローはボウリングの上手さをみる数値
ハイローについては、複数ゲームで安定したスコアが出せている人の方が上手ということになる。つまり、普段の練習からハイローの数値を意識して練習するという指標としても使える。
自分は、スコアを全部アプリ(自作)に記録しているのだけど、3ゲームトータル、5ゲームトータル(シリーズとも言う)とあわせて、このハイローも算出している。
たまに高スコアが出せるということがあっても、連続したゲームで高スコアが出せないと上手とは言えず、また、1ゲームでもロースコアがあってもいけない。この辺りが、中級から上級になる一つのハードルだと感じる。
統計分析としては、バラツキを見た方がよりよいので、自分は、月単位でスコアの箱ひげ図を作って、どのような分布になっているのかも見ている。
月単位に統計的に見ると、ゲーム数が多くなるので、全体としては正規分布に近づいていき、中央値は、平均に近くなり、それなりにロースコアも、ハイスコアもあるという状態になる。自分の実力値が平均として見えてくるのだけど、H/Lが狭くなってるか?というとそうでもないような気がしている。
ロースコアゲームを減らすことがいいとも限らない
統計的にデータを取っていると、ロースコアのゲームをなるべく出さないようにしようという気持ちになる。でも、いろいろなラインで投げるチャレンジをしないと技術の幅が広がらないし、難しいコンディションのレーンに挑戦することも必要なので、意識しない方がいいときもあると思う。
練習では、目標を持って取り組み、あるときの練習では、3ゲームの連続のスコアやH/Lを意識して投げるとかにした方がいいと思う。
また、投げている途中に、ロースコアになりそうであっても、そのゲームのスコアを諦めてしまうようなことはしない方がいいと思う。
自分は、平均ストライク数という数値も目標に持って練習しているので、スプリットやスペアミスがあって、スコアが悪くなってきても、パンチアウトで最後はすべてストライクにするという気合で、諦めずに投げるようにしている。
まとめ
ハイローと言われて、なんだそれ?と最初に思ったので、今日はそんなテーマで書いてみた。ボウリングは、ときどき、いいスコアが出たり、ストライクがたくさん出せたりすると楽しいし、満足できるものではあるけど、シリーズで高スコアを出すという目標と、H/Lを意識した目標を設定すると、さらに難易度が上がって達成感も強くなると思う。
楽しいことが一番ではあるけど、そんな目標の持ち方もあるということで、何かの参考になればと思う。