いつも同じボウリング場に行っていると、この辺に投げておけば、ポケットに行くなという感覚がある。レーンのオイルパターンが違うレーンに入ったり、しばらく投げてオイルの変化があったときには、複数のラインで投球できることが望ましい。
そのときに、立ち位置を変える、ねらうスパットを変えるという2つのパラメータで調整することになるが、そのスパットのねらい位置について書いてみたいと思う。
アジャストの基本
一般的な話として最初にどの辺にフッキングポイントを持ってくるかなと考えて、立ち位置とねらうスパットを決める。
ほいっと投げてみて、ボールの変化をみて、立ち位置を左右で調整してポケットにボールを入れるというのが基本になると思う。
つまり、ハウスコンディションだと、外側のオイルが段々になっているので、ねらうスパットは変えず、立ち位置の変更でポケットにアジャストできることがほとんどで、それでいいやという話になっていたのが、少し前の自分になる。
手前のオイルが削られてきたりすると、立ち位置とスパットの両方を平行移動させるような調整はするが、最初のアジャストでねらうスパットを変えることはほとんどしない。
ねらうスパットを変える意味
ボウリングの基本の中で246の法則という話も書いたが、立ち位置を変えずにねらうスパットを変えることで、アジャストはできる。
どういうときに、ねらうスパットを変えた方がいいかというと、ボールのスキッド(オイルの上を滑らせる距離)を増やしたいとか減らしたいときかなと思う。
手前が削られていない状態で、段々になっているオイルのところをどこで脱出させてフックさせるかというのは、外側のオイルの量を判断してアジャストしていった方がよい。
ポケットにボールが入ったときにスキッドが十分でていた方がボールの勢いがあるわけで、なるべくそのような状態になるようにアジャストした方がストライク率は高くなる。
そのときに、立ち位置からねらうスパットの角度が自分の投球フォーム的に、窮屈にならないようにある程度の角度になるように立ち位置も変更する。
ねらうスパットの基本
ボウリングを最初にはじめたときに、よく言われるのは、右から2つ目のスパットを通すように投げるという話である。これは10枚目になる。まっすぐに投げる場合、フッキングも10枚目ぐらいになるので、ハウスコンディションだとストライクになるラインに乗ることが多いためだと思う。
自分は内に入って投げているときは、10〜15枚目の間ぐらいをねらって投げていることが多い。外に出して戻していることになる。
一方で、ときどき遭遇するレーンとして、10枚目より外に出すと戻ってこないときがある。これは、外の先が伸びていることが原因と考えられるが、そういう場合には、ねらうスパット位置をさらに左に移動させて投げる。投げる角度をつけずに、外に膨らまないようにしてドライゾーンでしっかり曲げるためになる。
こういうレーンは立ち位置だけ調整していても、入射角度がでずらいので、ねらうスパットを変えて調整する。これは、結局、フッキングポイントを変えているのだけど、外のオイルが入っていそうなところを避けるために、スパットの狙い位置も変えていると言い換えられる。
まとめ
大会とかのレーンのコンディションに、いち早く対応してスコアを出すために、レーンの状況を数投で見極め、どのスパットを通して投げればよさそうなのかを把握して、対応するとよいという話でもある。
アジャストには2つのパラメータがあるわけだけど、ねらい位置で攻め方のバリエーションを増やすことができるので、なにかの参考になればと思う。