ボウリングでオールスペアを出すというもかなり難しい。1投目でヘッドピンをはずして投げるとかすれば、割と出せると思うのだけど、ヘッドピンにあてつつ、全部スペアにするというのは、自分は経験がない。本日、あと1つでそれができるゲーム展開だったのでそんな話を書いてみたい。
惜しかったゲーム
スコアは、以下のようになっていて、8フレームまでスペアが続いていた。あと2回だぞと思いつつ投げてみたら、あらま、ストライクになってしまったという感じである。
このゲームは投げ始めてから7ゲームなのだけど、キャリーダウンしてて、ボールの曲がりが弱く、食い込み不足という状態だった。ポケットヒットしてもまず、10ピンが残ってしまう。少し薄くなると、7番ピンや4番ピンが残ってしまい、普通にポケットヒットしてるのに、ストライクがきそうもない。
これは、オールスペアのチャンスかもしれないと途中で思って、アジャストせずに同じラインを投げ続けていた。
ところが9フレーム目で、やや内ミスしてしまい、思っていた以上にボールが走って、ストライクになってしまった。こういう展開だと、残念な気持ちである。10フレームも普通に投げてやっぱり4番ピンが残り、惜しかったなぁと思った。
オールスペアは珍しい
そもそもオールスペアはほとんどできない。普通、ボールの曲がり具合(起き上がり具合)を見て、アジャストしてライン取りやボールを変えることが普通だからになる。また、ポケットをつけている場合には、投球のブレがあるので、よほど運がなければ、ストライクが出てしまうものでもある。
また、難易度の高いレーンコンディションだとストライクが難しいという局面もあるが、そういう場合は、だいたいスプリットもやらかしたり、スペアミスなども発生してしまい、やっぱりオールスペアにはならない。
リーグで投げているときに、1度、オールスペアを出している人を見たことがあるが、珍しいので賞金がついていたりする。
あと、オールスペアで、最後の10フレームの3投目をストライクで締めるのが、かっこいいという話も聞いたことがある。全フレームがマークになるので、それが正式だと言っていた。
その後のゲーム状況
キャリーダウンによりボールの曲がりが足りない状況なので、少しカバーを強くして、かつ、非対称のコアのボールに変えて、もう少し手前から反応させるラインに変更して、アジャストを行って、なんとか200アップはできた。
手前のオイルがなくなってきてて、奥のオイルが伸びている状態というのは、ボール選択が難しいなと思う。カバーの強いソリッドにすると手前で反応してしまうし、カバーが弱いと、滑って抜けたりする。ちょうどいい加減のカバーの強さを選択しつつ、手前からしっかり転がして入射角度を出すという対応になる。
まとめ
ストライクとスペアを交互にして、ぴったり200点になるスコアは、ダッチマンと言われる。これも難しいのだけど、アメリカンでやっているとできそうになることが何度かある。
ちなみに自分はなぜかヨーロピアンで、ダッチマンを1回出したことがある。ストライクになりそうでならないという微妙なラインがあって、そのラインに投げていたらちょうど交互にストライクがきたという感じであり、完全に偶然になる。
オールスペアも一度ぐらいはやってみたいなと思うけど、スコア的にはまったく嬉しくないので、ねらうのも微妙だよなと思う。