最近の自分の投球の課題の一つとして、ちょっと横回転が入りすぎているなと感じていて、縦回転を強くするように投げられるように練習しなければと思っている。ボールの動きを見ていてもある程度は、わかるのだけど、一番はっきりとわかるのがローリングトラックになる。
ローリングトラックを見ることは重要
投げ終わって、戻ってきたボールを見ると、オイルが帯状にボールにぐるぐると何周か付着している。この部分をローリングトラックという。このローリングトラックにオイルついている場所で、大きくは3つぐらいのタイプに分かれる。
- スピナー
- セミロール
- フルロール
一応、理想的にはセミロールが一番よいとされていて、フィンガーの左横からサムホールの左横にローリングトラックがついている状態になる。
1のスピナーは横回転(ローリングトラックが、ホールから離れる)、3のフルロールが縦回転(ローリングトラックが、サムホールの右側につく)になり、その中間がセミロールになっている。
このローリングトラックがついてくる場所は、投球が安定していれば、常に一緒なのだけど、自分は、付き方が投球によって違うことがある。
これは、リリースする瞬間が安定していないことを意味している。
そういう意味でも、毎回、同じところにローリングトラックがついているのかを見ることはスイングの安定性を見る上でも重要になる。
理想的なローリングトラックの位置
自分が思うには、セミロールであったとしても、2と3の間ぐらいの縦回転が強い方がよいのではないかと思っている(ローリングトラックがサムホールの近くにある状態)。縦回転が強くなるほど、レーンにしっかりボールが噛むようになるので、ドライゾーンに入ってからのボールの反応がよくなり、曲がりがでる。
横回転が強いと、オイルのあるところでは滑っていってしまうので、特にキャリーダウンが発生したときなどは、ボールが進みすぎる。曲げようとすると、つい、このように横の回転を多くしてしまうのだけど、むしろ、縦回転を強くした方が曲がる。
現状の自分は、セミロールではあるのだけど、1と2の間ぐらいが通常の投球フォームになっている。これを2と3の間に変更するようにフォームを見直そうかと思っている。
縦回転を強くする方法
いくつかの複合的な要素があるので、単純ではないのだけど、基本的には、親指の方向を時計の10時に向けているのだけど、手首は横に傾かないようにする(人差し指がボールの真下にあって重さを感じる)という感じが手首の使い方になる。
また、リリースする直前に手のひらがなるべくボールの下に入るようにしてリストアクションでひねらずに、時計の10時から4時(もしくは11時から5時)の方向にフィンガーが移動するようにリリースする。
リリースするときにボールをしっかり押し出せるかも重要で、これは、助走のスライドとリリースのタイミングがしっかりあっていないとできない。つまり、助走のタイミングも毎回同じようにしないと安定した角度でのリリースができない。
まとめ
最近のボウリング練習で、オイルが伸びたときやオイル量が多いときの曲がりのゆるさを感じていて、もっとレーンに噛むように投げないとストライクを出しにくいと感じている。
オイルが全然ないときや薄いときは、横回転が入っていた方がボールが進むので、よいのだけど、オイル量がしっかりあって、本来投げやすいはずのレーンで、滑りすぎているというのはもったいない話なので、安定した投球ができるようにするためにも縦回転強めで投げれるように練習していきたいと思う。