ボウリングのすすめ

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マイボウラーが1つのボールしか使わなかったらどうなるか?

以前にマイボウラーが複数のボールを投げ分けている理由という内容を書いたことがある。今回、割り切って1つのボールしか使わなかったらどうなるのかという話を書いてみたい。実際に先日の練習で、やってみた結果である。

選択したボール

1個のボールでなるべく対応範囲を広くしたいと考えて、ハイブリッドの対称コアのボールを選択した。そこそこ走るし、内に寄っても曲がり幅もある程度はでると想定した。

通常、複数のボールを使う理由は、自分の投げやすい角度というのがあり、手前のオイルが削られてきたときに、そのラインで継続して投げるためには、カバー弱めのボールにチャンジするし、内に寄ってオイルを使う場合には、バックエンドでしっかり曲がってくるような非対称コアやカバーの強めのボールに変更して、ポケットをつくラインにあわせやすくするためになる。

今回は、カバーを弱くすることができないので、基本的には、手前のオイルがなくなってきたら、内に入っていくしかないというアジャストになる。

投げてみた結果

マイボウラーが一人、投げた後のレーンに入ったので、すでにオイルがそれなりに削られていた状態からスタートとなった。

10ゲーム投げてみて、アベレージ194という結果だった。そんなにいつもと変わらない。

内訳でみると、最初の5ゲームで、200アップが3回、後半の5ゲームで2回である。数値的にはこんな結果であるが、後半の5ゲームのアジャストはかなり難しかった。

カバーがそんなに強くないボールなので、前半、ストライクのラインを見つけた後は、3ゲームぐらいは、ほとんど立ち位置の変更はなかった。薄くはあるがオイルの上をスキッドしていき、ドライゾーンで安定して曲がって、ストライクも出しやすい。

後半に入ると、手前のオイルが削られてきて、内に1枚、2枚と入りつつ、ねらうスパットも1枚、2枚と平行移動して、なんとか投げて200アップを継続したという感じである。

最後の3ゲームになってくると、明らかにボールが失速しはじめていたので、さらに内に入るもののバックエンドの曲がりが足りず、抜ける状態になってしまった。

内から絞って投げるように変更しても、幅が感じられず、ストライクになったり、スプリットになったりするという状態で、ほぼほぼギブアップである。

上手な人は、1つのボールでも対応できる

普段、ボウリング仲間と一緒に投げていて、上級者の投球を見ていると、割とフレッシュなレーンであれば、10ゲームぐらいは、1つのボールでなんとかしてしまっているように見える。

内に入って絞っても回転数が多ければ、しっかり戻ってくるので、内に入れる枚数が多いというように感じる。

自分だと、使っているボールにもよるのだけど、自分でレーンを削っているようなときは、せいぜい5枚ぐらい内に寄るのが精一杯である。それ以上、内に入ると戻りがあまいという状態になってしまう。

まとめ

ある程度のゲーム数を、安定したスコアで打つ、もしくは投げ込まれているレーンでもスコアを出すということだと、やっぱりボールチェンジを適切なタイミングで実施しないと難しいという結論になる。

レーンの状態から、どのボールが最適なのかを見極めるのも、かなり難しいのだけど、あるボールを選択して、そのボールの動きを観察することで、もっと強くするべきか、弱くするべきかを判断していくことになる。

その際に、自分が得意とするラインや、右への出し幅での得意な角度があるので、ストライクのラインがイメージに一番あうボールを選択することが、安定したスコアを出すコツになる。