ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

低慣性のボールはどうだろう

自分は典型的なストローカーだよなと思っていて、これまで中〜高慣性のボールを選んで投げてきた。先日、特価コーナーを見ていたら、低慣性のボールがあって、どんなかなと思って、購入してみた。まだ投げてはいないのだけど、週末のボウリング練習に向けて期待など書いてみたい。

低慣性のボールとは?

ボールの慣性モーメントのことで、コアの特性として、ボールの中心に近いところに比重が高く設計されているボールが、低慣性。逆に、コアの中心から遠いところに比重があるのが高慣性のボールになる。その中間が中慣性になる。

フィギアスケートで、スピンしているときに、両手を広げてスピンしているときよりも、手を胸にクロスしているときの方が強く(速く)回転することと、原理的には一緒の話になる。

つまり、低慣性のボールの方がよくボールが回転するということになる。ボウリング用語では、「よく転がる」というような表現をする。

また、これを示しているスペックの数値がRG値になる。RG値が2.5未満だと、低慣性と言っていいと思う。今回購入したボールは、2.492になる。

一般的なタイプ別のオススメボール

一般的には、自分のような外からまっすぐ目に攻めることが多いタイプのストローカーは、中〜高慣性があうと言われる。

これは、低慣性のボールだと、手前からボールが転がってレーンに噛もうとするので、そこでボールのパワーロスが起こったり、早めに曲がりはじめて十分な入射角度がでないためになる。

高慣性のボールの方がしっかりボールが進むので、曲り方が遅くなるという特徴があるということである。

これは球速や、レーンコンディションによっても違ってくるので、ストローカーでも低慣性のボールがあう場合もあり、実際に投げてみないとはっきりとは言えないと思う。

低慣性のボールの期待

実は、自分が持っているボールで一番RG値が低いボールが、2.503で、かつ、このボールが一番好きだったりする。

あれ、もしかして、自分に合うボールは低慣性だったのかもしれないと思って、今回、さらに数値の低いボールにしてみたという経緯になる。

低慣性のボールだと、ドライゾーンに入ってからすぐに曲がってくるので、オイル量が多かったりしても、進みすぎることなく、ポケットへの入射角度をちょうどよくできるのではないかというのが期待している点になる。

そのため、今回のボールもパールではあるが、カバーは割りと強めを選んでいる。高慣性のボールだと、ローテーションを入れて外に出したり、縦回転を強くしないと、曲がってほしいところよりも進んでしまうことが多いので、オイル量が多い場合には、低慣性の方がよいような気がしている。

まとめ

最近のボウリングの練習テーマのひとつが手前から転がすという点にあるので、低慣性のボールの方がそれにあったボールとも言えると思う。ただ、手前で食われてしまうリスクもあるし、自分の球速だと十分なスキッドが出せない可能性もある。

ただ、投げてみないとわからないなとも思うし、ちょっと挑戦してみようと思う。それと、自分は14ポンドのボールを投げているのだけど、15ポンドと比べると、RG値は高くなってしまう。14ポンドと15ポンドは同じコアが入っていることがほとんどなのだけど、全体を軽くするために、ボールの中身の比重が違う。その関係で、RG値は高めになってしまうようである。13ポンド以下だと、同じボールでもコアの形状も変わってくることがほとんどで、さらにRG値は高い傾向がある。

低慣性のボールは週末に投げようと思っているので、投げてみた感想もお伝えしたいと思う。