ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

デルタRGの低いボールは使いやすい?

最近購入したボールの特性がΔRGが低いボールなのだけど、思っていた以上に曲がる印象で、手持ちのボールでもう一つ、ΔRG値が低めのボールがあるので、久しぶりに取り出して練習してみた。そうしたら、最近で一番の出来のゲームができたので、そんな話を書いてみたい。

デルタRG値とは何か

ボールの中には、コアが入っているのだけど、そのコアの横方向の回転のしやすさ(RG値)と、縦方向の回転のしやすさ(RG値)の差が、デルタRG値になる。

一般にRG値としてスペックに記載されているのは、横方向の回転のしやすさの方の数値で、小さい方になる。Radicalのボールだと、MIN-RG、MAX-RGとRG値も二つ記載されているのだけど、MINの方が、他のメーカで記載されているRG値になる。

MINとMAXのRGの差(引き算)が、デルタRG値になる。

このデルタRG値が大きいのと、小さいのを比較すると、コアの起き上がり方が変わってくる。値が大きい方がコアが大きく動く。

このコアの起き上がり方が違うので、ボールの動き方(曲がり方)が変わってくる。一般的には、デルタRG値が大きいボールの方が、キレて大きく曲がる印象になる。

また、ボールが戻ってきたときに付着しているオイルのローリングトラックのフレアのつき方も違ってきて、デルタRG値が大きい方が、フレアの線の間隔が広い。ボールが1回転するごとに、大きくコアが起きあがろうとしているので、間隔が広くなる。

デルタRG値が低いボールのゲーム結果

先日、久しぶりに午後からボウリング練習に出掛けてみた。午後は外のオイルが削れているだろうということで、曲がり幅があまりでない、かつ、行き足のよい弱いカバーのボールで投げてみることにした。

このボールは2年以上前のボールで、最近はほとんど投げていなかったのだけど、スペックとしては、デルタRGが0.040で、カバーはハイブリッドのポリッシュになる。適正コンディションがミディアムドライ〜ドライ用のボールになる。

練習で投げてみてびっくり、結構、インサイドから投げていたのだけど、10ゲーム投げて、250アップが3回、ストライク率も60%を超え、アベレージも223という結果だった。

午後のオイルの削れたレーンで、フレッシュのレーンでもなかなか出せないような結果となった。

デルタRG値が低いボールを投げた印象

先日、購入したばかりのボールを投げたときにも思ったのだけど、ドライゾーンでしっかりレーンに噛んで、曲がるという印象が強い。抜けていく不安がないという言い方もできるかなと思う。

デルタRG値とボールの曲り方は、一概には、言えず、カバーや、回転数などでも変わってくるそうで、自分の回転数だと、デルタRG値が低い方がボールがしっかり止まる印象がある。

理屈はしっかりわかっていないのだけど、ローリングトラックのフレアの本数も、デルタRG値が低いボールの方が多いようにも見える。

つまり、デルタRGが大きいボールだと、1回転してコアが起き上がってくるときに、少しだけボールがレーンに滑っているのではないかと思う。デルタRGが大きいボールだと、起き上がりスピードと回転数がマッチしてなくて、デルタRG値が低いボールだと、起き上がりがゆるやかなので、回転しながらも縦回転で投げたときと同じようにレーンにボールがしっかり噛むということなのではないかと思う。

まとめ

最近のボウリング練習で、ボウリング仲間から、回転数増えたねと言われたのだけど、その影響もあってか、今は、デルタRG値の低いボールの方に、あってきたのかもしれないとも思う。

デルタRG値が大きい(いわゆる強いコア)のボールでも、曲がるし、ストライクも出るのだけど、今回のように10ゲームを通してストライク率を60%以上にすることはできない。だいたいの場合、キャリーダウンの影響を受けるか、手前のオイルの削れから内に入って、アジャストしていき、いずれ曲がらないなと思うタイミングがくる。

デルタRG値の低いボールで投げると、インサイドにどんどん入ってもバックエンドでしっかり止まるし、絞って投げてもストライクが多くとれた。

たまたまレーンの状態が自分にあっていただけなのかもしれないのだけど、しばらく、今回のボールも使ってみて、また、状況を書いてみたいと思う。