先日投球したレーンのコンディションが、ラウンドワンの坂本プロのオススメレーンだった。このレーン、長さ的には44フィートあるのだけど、オイル量がとても少なく感じる。たぶん、その設定なので初心者向けと書いてあるのだと思う。
このレーンは毎回、苦戦するので、どうしてなのかという話を書いてみたい。
オイル量が少ないことを見極める必要がある
ラウンドワンはレーンのパターン表を公表していないし、なんとなく、メンテナンス直後でも日によって差を感じるので、投げてみないと、オイル量がよくわからない。
坂本プロのおすすめレーンでは、中央のオイル量が多いところが30フィートぐらいまでになっていて、伸ばして44フィートの長さにしている感じに見える。
普通、ロングコンディションの場合には、オイルを感じることが多いのだけど、このレーンの場合は、中央付近から外に出しても、少ししか、ローリングトラックにオイルが付いてこない。外側のオイル量も少ないので、大きく外に振ると、ボールがレーンに噛んでしまってエネルギーロスして、ロールアウト気味になってしまう。
この辺りで、オイル量が少なく、外にもオイルがほとんど入っていないという事実を認識する必要がある。
もっともわかりやすいのは、ピンアクションの弱さで、オイルを使えてないと、ポケットにボールが入ってもピン飛びがおとなしい。
もっとオイルを使うラインに変更しないと、スコアメイクすることはできないということになる。
オイル量の少ない44フィートのレーンに苦戦する理由
外からまっすぐ目に投げる場合でも、5枚目より外だと、手前で失速して、ボールの曲がりが十分にでない。10枚目から15枚目ぐらいをまっすぐがひとつの狙い目になるのだけど、今度は、曲がり過ぎてしまって裏までボールが行ってしまう。
手前のオイルを使って、投げても44フィートとは思えないところで、ボールが曲がりだしてしまうのである。
たぶん、回転数が少ないボウラーだと、10枚目(スパットの2個目)ぐらいをまっすぐに投げると、いい感じにポケットに行くので、初心者向けとなっていると思うのだけど、ある程度の回転数があると、そのラインも使いづらいのである。
対策としては、15枚目から10枚目ぐらいまでちょっとだけ出すようなラインにするか、10枚目を球速を入れて投げるという二択になる。
それと、もう1つ難しいのが、7番ピンとかバケットのスペアになる。一応、44フィートの長さまでオイルがあるので、一投目のボールで左端のピンを取りにいこうとすると、思った以上に曲がらないという状況に遭遇する。
これも立ち位置を中央付近にして、手前のオイルを使いつつ曲げることで取れたりはするが、一般的なハウスコンディションのラインとは結構異なるので、外から曲げて取る場合には、ややクロス気味に、投げる必要があり、7番ミスもしやすいという状況になる。
まとめ
ロングコンディションなのに、オイル量が少ないというレーンだと、ボールが曲がらない場合に、オイル量が多い(もしくは長い)からと勘違いしがちなのだけど、手前も中盤も外にオイルがないので、失速しているだけだったりする。
つまり、こういうレーンに入ったときは、オイル量が少ない(遅い)ということを見分けることが重要になる。
オイルのないところに投げ続けてポケットに行くようにアジャストしても、ストライク率はあがらず、スプリットリスクが高くなってしまうので、オイルを使って、どのようにアジャストするかに切り替える必要がある。
何度か、このレーンで投げているが、自分的には、ある程度、コアが強いボールで、かつ、ちょっと使い込んで曲がりがゆるやかになったボールを使うのがベストなのかなと思う。
普通は、キレを求めるのだけど、キレすぎて、ポケットに収まらないという状況になってしまうので、そういうボールで攻めるしかないかなと思う。