ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ウレタンボールが規制される?

最近、PBAでのウレタンボールの規制が一部で話題になっている。内容としては、硬度が78以上が必要になり、それ未満のボールは公式の大会で使えなくなるというものになる。

現在、一般に販売されているウレタンボールは、ほとんどすべて78未満なので、現在持っているボールが使えなくなってしまうかもしれない事態なのである。

ボウリングのレギュレーション

時々、レギュレーションが変更になる。公平かつ、適正なルールの中で競い合うという方針のもと、細かなルールが見直されている。

少し前(2020年頃)には、ドリルに関連してバランスホールを空けてはいけないというルール改正があった。こちらはどっちかというとドリルレイアウトのバランスに関して厳しかった規制が緩和された結果、バランスホールが不要になったという感じなのだけど、バランスホールを空けているボールは、プラグ(埋める)しないと公式な大会では投げられなくなった。

ボウリング仲間も昔購入したボールで、バランスホールが空いているボールは、普段の練習でも、投げてることが恥ずかしいということで使わなくなったと言っていた。

また、少し前に発売済みのウレタンボールだけど、規定の範囲以下の硬度ということで使用禁止になったボールがあった。硬度の範囲もきっちり決まっているのだけど、どうもウレタンボールは、温度差によって硬度の変化が大きいそうで、出荷時は問題ないと判断されたボールでも、改めて厳密に測定した結果、硬度が規定以下になっているということで、リコールのような騒ぎになった。(別の新品のボールとの交換対応をメーカはしていた)

ウレタンボールの規制

今回、ウレタンボールの硬度が78以上にしないといけないというルールになるとのことであるが、温度差で最大5ぐらい低下するそうで、現在の規定の73以上にするためには、通常時に78が最低必要ということで決まったそうである。

投げている内に、温度が上がってきて、どんどん柔らかくなってくるというのがウレタンボールの特徴とのことである。硬度が低いほど、ボールのレーンへの接地面が大きくなるので、よく曲がるということでもある。(ルール上、曲がりすぎるのは反則ということなのかなと思う。)

さて、このルールは今のところアメリカの一部の大会で施行されるとのことであるが、近い内に、日本もこのルールが適用されてくるではないかと思う。

最近のプロの大会ではスポーツコンディションでウレタンのボールを使うことが当たり前かしてきているのだけど、レーンを難しくしても、硬度が低いボールを使って対応するのは反則ではないか?という話が根底にあると思う。

PBAのアメリカでも全大会で、このルールが適用されると、そもそもウレタンのボールが発売されなくなるか、硬度78以上のものしか出てこないことになる。そうすると、日本でもルールが変わらなかったとしても硬度が低いボールは新しくは手に入れずらいとなるので、追随せざるを得ないと思うわけである。

まとめ

通常、ウレタンボールを使うのは、競技をやっている人だと思う。そのため、一般のアマチュアボウラーは影響が少ないとは思うので、ふーんという感じかもしれない。

ただ、ウレタン系のボールが多く発売されている状況ではあるので、今後、購入するボールについては、ルールが変わるかもしれない点を念頭においてボール選びをした方がよいと思う。

規制がかかると、なんとなく普段の練習でも投げていること自体が反則?という気持ちになり、投げづらくなるものである。

たまに、バランスホールが空いたボールを投げている人も見かけることもあるので気にしない人は気にしないのかもしれない。