ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングで使う筋肉とケガのリスク

最近、リーグの参加者や、ボウリング仲間から、あっちこっちで腕が痛いとか膝が痛いとかの話を聞く。ボウリングを久しぶりにやったりすると、筋肉痛になったりもすると思う。長年やってきて、どの辺の筋肉を使うのかや、痛めるリスクがあるところなどを書いてみたいと思う。

一番、気をつけたいところ

ボウリングを始めたばかりで、ボールを曲げようという意識が強い場合に、一番、注意したいのは、手首を痛めることだと思う。

本来の投球フォームでは、大きな負担は手首にかかるものではないのだけど、タイミングがわからない段階の練習では、ボールの重さが手首に大きな負担をかける可能性がある。

特に、無理にカップリスト作ることや、リリース時に手首をひねる動作を加えることで、タイミングがあっていないと、ボールの重さと、スピードが加わって、手首に強い負荷がかかってしまう。

リリースの練習をするのであれば、通常より1〜2ポンド軽いボールを使うとか、普段の重さのボールで練習するにしても、無理な力を加えるような練習はやらない方がよいと思う。

手首にしろ、腕にしろボウリングに必要な筋力は、ボウリング練習をしていると自然についてくるので、ボールを扱うことに筋力としての負担を感じなくなってから、リリースの工夫などの練習を取り入れていくとよいと思う。

重要な筋力はどこか

個人的な意見にはなるが、下半身の筋力が重要だと思っている。特に、内定筋なのではないかと思う。というのも久しぶりにボウリングをやったときなどに筋肉痛になるのが、自分は、内定筋が多い。

腕も筋力としては、アップしているのは間違いないのだけど、投げるときに筋力をつかっているというよりは、ボールを持っているときや、スイング中に支えている関係で、結果的に筋力がついてきている気がする。

ボウリングで球速や安定した投球を生み出しているのは、基本的には下半身の動きになる。膝を曲げて、重心を低くしつつ体重移動して、リリースすることが力強い投球につながるので、必要な筋力でもっとも重要なのは下半身の筋力だと思う。

そのため、年齢があがってくると、どうしても膝や下半身が弱ってくるので、高齢者でボウリングをやることが難しくなってしまう原因でも下半身の問題(膝が痛い等)を一番多く聞く。

腕の筋力が落ちてきたら、ボールを軽くするという対策があるのだけど、安定した助走と、スムーズなリリースは、下半身に一定の強さがないと難しいのである。

まとめ

ボウリングは、ある程度の筋力は使うのだけど、ケガをする原因としては力の入った無理な投球によるものが多いと思う。球速をあげたいとか、回転数を増やしたいとか、ローダウンで投げるようになりたいとか、いろいろな目標があると思うけど、ちょっとずつ練習して、無理なくできるようにするということがよいと思う。

またリスタイなど、補助器具を使うことで、負担を減らす工夫もあわせて実施し、自分の筋力や体重にあったボールの重さや、投球フォームを身につけると、大きな負担なく続けられると思う。

それと、筋を痛める等があったときには、無理に投げずにマッサージなどに通い、しっかり直してから投げるように我慢することもときには必要だと思う。