ボウリングで重要かつ、調整に手間がかかるのが大変なのが、サムホール調整になる。自分は日によっても親指の太さが違うし、投げているとやや細くなってきたりするので、大会中とかでも微妙な調整をせざるを得ないときがある。そんな悩みを解決する一つの方法が、交換式サムになる。
交換式サムの種類
最近多いのが、IT(イット)になる。インターチェンジャブルサムの略だそうだけど、チェンジだったらCなのでは?とか思ってしまう。
もう一つは、スイッチサムと呼ばれるもので、用途は一緒で、サムソリッドが交換できるようになる。
取り付け方がちょっと異なっているようで、どちらがよいのかは人によって意見がわかれそうであるが、自分だと、イットかなと思っている。親指を入れてひねることで取り外しや装着ができる。
交換式サムのメリット
サムホール調整をアウターと呼ばれる取り外されたサムソリッドを1個だけやっておけば、どのボールにチェンジしても、それを取り付けることができる。
通常は、2、3個のアウターを作っておいて、太くなった用とか細くなったとき用とかにしているそうである。
大会中に調整も1個だけやるか、予備のアウターを調整してそれに変えることで、ジャストにあわせられるのは魅力的である。
交換式サムのデメリット
デメリットというか、注意点のような話になる。1つは、ドリル料金が高くなってしまうという問題になる。一般に、ボールへの穴あけのドリル代は、3000〜5000円ぐらいだと思う。これが、インナーとドリル代という形になるので、5000〜7000円ぐらいになってしまう。
また、今回、購入しようかなと思ってしっかり見ていたら、ドリルを行うセンターが異なると、アウターの長さがちゃんとフィットするかどうかわからないという問題があることがわかった。
いつも同じところでボールを購入しているのであれば、そこで最初に作れば、見本を残しておいてもらえるので、次回も一緒の長さになるのだけど、別のショップでドリルする場合、アウターを送ってくださいという注意書きがあることが多い。
通常、ボールを買うショップで、ドリルした方が安いので、持ち込みで固定のドリラーさんにお願いしているケースは少ないのではないかと思う。
まとめ
サムホールをすべてのボールで一緒の感覚にすることはとても難しい。これはサムソリッドの削り方がやっぱり異なってしまうのと、テープの重ね合わせ方もまったく同じにできないためになる。そのため、だいたいあっているけど、ちょっと感触が違うということは、ボールチェンジ後などでよく発生する。
サムのフィッティング次第でコントロールや回転にも影響が出てしまうので、交換式サムにしてその悩みを解決しようと思ったのだけど、課題もいくつかあり、やっぱり購入に踏み切れないなと思っている。