今回は、フィジックスというSTORM社のボールの話になる。このボールのコアは、アトミックコアという名前のコアなのだけど、とても評判がよい。そんなボールで先日のリーグで投球してみて、使うライン次第ですごいパフォーマンスを発揮すると感じたので、そんな話を書いてみたい。
コアの特性
アトミックコアの数値としては以下のようになっている。
RG 2.53、ΔRG 0.053
14ポンドのボールなのでややRGが高めになっているが、強いコアのボールになる。
コアの形状が、モコモコと突起がついているような独特な形で、非対称コアでありながら、曲りが持続するという特徴がある。
そして、コアも重めで、ピンアクションがすこぶるよいということで、人気のシリーズになっている。
コアの強いボールの使い方
カバーストックの種類にもよるのだけど、自分はREXという比較的強いカバーのボールなので、オイルを多く使うラインの方が能力が最大化されると感じる。
このボールは表面をポリッシュしているので、外のラインでも比較的、走ってくれる。一方で、実際に、リーグで投げてみると、外から投げると途中でレーンで噛んでしまっているようで、バックエンドの曲りが十分にでない状況だった。
そんな中で、内に入って、オイル使いながら外に出すと、しっかりと戻ってくる。そして、フィジックスだけにしか感じないことが、曲りが持続するという動きになる。
曲がりはじめて、ロールしてピンにヒットするというのが普通のボールの動きなのだけど、このボールは、曲り続けながらピンヒットする。そのため、かなり外まで出ていってしまっても、戻り切って、薄めでもピンアクションで7番ピンを倒してくれる。
まったくすごいボールだなと思う。
オイルをしっかり使ったラインで投げている分には、曲り幅を出すために、球速を落としたとしてもピンアクションに変化はほとんどなく、普通のボールとは違うという印象がある。
こういうボールだと、曲りが足りないなと思うことがあっても外に立ち位置を変えるのではなく、内にどんどん寄っていくことで対応できる。
一般的なコアの強いボールの使い方との比較
一般的には、オイルを使って、ドライゾーンにぶつけて鋭角に曲げてストライクにするラインを狙うと思う。ゲーム後半になると、絞って投げるようなラインどりに向いている。
フィジックスのボールは、非対称のコアであるものの、さほど鋭角に曲がる印象はない。そのため、やや手前から外に向けて、ドライゾーンにぶつけて、そこからじわじわと持続的に曲がって、ポケットを狙うことができる。
普通のボールだと、曲り出しでパワーロスが起こってしまい、曲りが持続しないのだけど、そうはならないところが人気の秘密なんだと思う。
まとめ
自分が投げてきたボールの中でも、このボールの動き方は違うと感じたのは、このフィジックスのボールだけになる。
最近だと、アブソリュートのコアの評判もよいので、そのうち、投げてみたいなとは思うが、機会があれば、フィジックスは一度、投げてみてほしいなと思う。
人気があるので、大量生産されて、結果、特価で購入できる機会も増えてきているので、今がチャンスかもしれないと思う。