ボウリングで安定したスコアを出す上で、ボールがレーンのオイル状態にあっているかの見極めが重要になるのだけど、さて、何投で、それがわかったらいいのか?というベースとなる考え方を書いてみたいと思う。
パターン表とボールの選択
最初に考えることは、パターン表のオイル量や長さから、ボールのあたりをつけることになる。ここで、なんとなく2択ぐらいに絞っておくイメージで自分はやっている。
普段、練習しているハウスコンディションの場合だと、強いカバーのボールはほぼ選択肢に入ってこないので、やや強い、中間、やや弱いの3択の中で、上2つか、下2つを選ぶ。
練習投球でのボール選択
大会、リーグだと練習投球の10球ぐらいで、選択した2つのボールのどちらが良さそうかを見極めたい。通常の練習ボウリングであれば、1ゲーム中にわかればよいかと思ってやっている。
練習投球でも、7番や、10番のラインも見ておきたいので、1投目のボールで左右のレーンを投げると考えた場合、2、3投ずつぐらいになる。最初の1投で、この辺のはずというラインで投げてみて、ボールの走り方、曲がり方を観察する。その後に、その動きからすると、この立ち位置からこのスパットかな?という予測でストライクのラインを探しつつボールの曲がり方を観察する。
立ち位置が内になりそうな場合には、ボールが強い可能性を考えて、カバーの弱いボールに変更することが多い。
ゲーム中のボール変更のタイミング
大会やリーグなどで、あと1ゲーム、このボールで投げられるかな?という状況と、このボールだとストライクがでそうもないかもと思う状況の2つのパターンがある。
一つ目は、手前のオイルの削れぐらいから、弱いカバーのボールに落とすべきなのか?という判断になり、ピンアクションが2回続けて弱かったら、変更するようにしている。
二つ目は、多くの場合、入射角度不足で、曲がりあまい状態になっていることが多い。なんとかラインの変更や、球速の変更であわせるというのが、自分の考えになり、残り1ゲームだと、そのまま投げてしまうことが多い。
キャリーダウンの場合は、基本的には、強いカバーのボールで曲げた方がよいのだと思うのだけど、なかなかその判断は難しい。
たぶん、ラインを変えてもあわなかったら、そこでボールチェンジした方がいいのだと思う。
まとめ
いろいろなケースを頭の整理をしながら書いてみたのだけど、結論は、2投で見極めるのが理想ということかなと思った。
あきらかにあっていない場合は、1投でもわかると思うのだけど、パターン表をみてあたりをつけている場合、どっちでもだいたい投げられるし、レーン変化もじわじわくるので、思い切ったボール変更やライン変更は難しい。変更したあとのアジャストにも1、2投は必要になるので、リスクもある。でも安定したスコアを出すためには、この技術が必要というところがボウリングのおもしろさでもあると思う。