先日のチャレンジマッチで女子プロと、男子プロの投球を観察していた話を書いたのだけど、その後、一人でもくもくと練習していたら、センターのプロがふらっときて、隣のレーンで練習を始めた。雑談しながら、見ていたのだけど、やっぱりすごくて、いろいろ違いを感じたので、そんな話を書いてみたい。
プロの投球とボールの動きの違い
一番、気になっているのは、球速なのだけど、女子プロにしても自分よりも球速がある。でも、無理に力を入れて投げているとかはなく、スムーズな助走による体重移動がポイントのように思う。
この球速があるという点は、レーンの攻め方の選択肢が増えるというメリットももたらす。隣のレーンで投げていたので、観察していると、1つのボールで、立ち位置を、5枚ずつぐらい内にどんどん入っていって、どの立ち位置からもストライクを出すという練習をしていた。
「どっから投げてもストライクですね」と話しかけてみると、「回転軸とかスピード変化させて、どこからでもストライクを出す練習している」と言っていた。
レーンのオイル状態としては、結構投げ込まれているレーンなので、自分が投げていると、攻められるラインが1つしかないなと思うのだけど、球速があると、ある程度のオイルがあれば、スキッドさせることもできるし、回転数も多いので、内から攻めてもバックエンドでしっかりボールを戻すことができていた。
ボールの動き方として、道中で不必要にレーンに噛んで動いてしまうことがなく、まっすぐにドライゾーンまで進んでいくというのが一番の違いに感じる。
自分の場合だと、道中のレーンにオイルがないところを通過すると、そこでボールも動いてしまうし、ドライゾーンでもちょっとのズレで、キャリーダウンしているところでボールの曲がり方も安定しない。
プロの投球と体の動かし方の違い
見ていて思うのは、体幹がしっかりしているという点がポイントに思う。助走して重たいボールをスイングしているのだけど、体の芯になる部分のブレがほぼない。リリース後もぐらつくとかもなく、キレイにフォロースルーできている。
プロなんだから当たり前かもしれないが、これは、単に、スイングが固まってきて、安定しているという話では片付けられないコツがあるように感じた。
スイングしているときのボールの軌道の左右のブレがないところを通過させているということが一つはあると思う。これは、物理学的に理想となる軌道にスイングをあわせていると思うし、それができる筋力もあるということだと思う。
ボウリングのスイングで、よく、つっこまいようにするとか、右肩が前に先行しないようにするということが言われるのだけど、そういうチェックポイントで減点がないような理想的なスイングになっている。
これは、練習の積み重ねだけでなく、いろいろチェックしながら整えているのだと思う。
まとめ
プロボウラーの投球と、比較したとして、同じように投げられるようになるとも思っていないのだけど、少しでも参考にできるところは取り入れたいなと思う。
現在は、スイングに対して、助走の速度が遅い点をあわせる練習をしているのだけど、それだけでも球速はあがるような気がしてきた。自分は、ときどきバランスを崩してしまうのだけど、それはボールを出す角度が苦手なときに多い。ボールを出す角度を変えずとも、立ち位置で調整することもできるはずなので、そこも意識しつつ、練習していこうと思う。