ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

2023全日本女子プロボウリング選手権を見てみた

先週末は、女子の全日本選手権だった。男子より1週間遅れで開催されていることをすっかり忘れてみていた。この大会の難易度は、男子と同じく、複数のオイルパターンでの投球になっていて、かなり、難しそうにみえた。

大会の見どころ

オイルパターンの難しさとアジャストを勉強するという意味では、予選から見てみるのも面白いと思う。今回、解説がおなじみの正田プロに加えて、土方プロの2人で、この二人の掛け合い漫才のような雑談も楽しめる。

そして、4位決定戦から決勝戦でも、見どころは多く、スプリットカバーでの逆転があったり、ここでこのストライクは大きいとか、勝敗の決定がドラマティックでゲーム展開そのものが面白かった。

最終的に、優勝者となったプロは、今季、大活躍のプロになったのだけど、現在の女子プロだと、間違いなくトップと納得の内容での決勝戦のゲーム内容だった。

難しいオイルパターンのゲーム状況

今回、予選からぼーっと見ていたのだけど、通常だと、200点をゼロとして、プラスマイナスで、状況が実況される中、プラスになっている選手が10人もいないという難易度だった。

通常だと予選通過でマイナスのことはない。ゲーム内容を見ていても、スプリットが至る所で出ていて、なんならポツンと残った5番ピンのスペアミスとかも発生していて、本当に難しそうだった。

通常、スペアは、1投目のポケットのラインがわかれば、そこから立ち位置を修正することで、比較的簡単に取れるのだけど、そもそも1投目でアジャストできていないので、スペアも難しいのである。スペアをカバーボールで曲げずに取るということをやっているプロがトッププロに多いのは、こういう理由だったりもする。

こういう難しいレーンの場合、ボール選択がとても重要で、そのコンディションにあったボールが選択されていないと、とことんスコアが打てない。そんな様子が予選では見れるので逆の意味で勉強になる。

まとめ

優勝者は、予選でも最後の方のゲームでビッグゲームを出して、1位通過した。それまでトップだったプロは、最終的には2位になったので、よかったけど、どんなレーンでも安定して高スコアを出すプロが勝つとは限らないところが難しいなと思った。

大事なときに、得意なオイルパターンでビッグゲームを出しつつ、決勝戦でも対戦相手よりも、ストライクを続けることができる能力が高い人が優勝するようになっている。

そうは言っても、シーズンの全大会でアベレージも賞金もトップな人が優勝しているので、この大会に限らず、すごいのは間違いないのだけど。