ボウリングのすすめ

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10ピンカバーのミスを減らす体の動かし方

10ピンカバーのミスを減らすという練習をいろいろしていて、最近、気づいたことがある。ミスするときは、助走とスイングのテンポがあっていないことが多い。いつも同じリズムで投げるということの大事さを感じたので、そんな話を書いてみたい。

10ピンをミスしてしまうとき

10ピンカバーに苦手意識があると、やっぱりどこか体に力が入ってしまい、1投目の投球フォームと違う部分がでてきてしまう。心で、力まないと思っても、体がいうことをきいてくれないので、体の動かし方で、意識するポイントをいろいろ変更して練習するというのをやっていた。そうすると、どうやら原因らしきものが見えてきた。

10ピンカバーで意識する体の動かし方

基本的に、立ち位置とねらうスパットは、固定した練習を続けていた。現状の自分だと34枚目に立って、17枚目のスパットを通すラインで投げている。レーンのオイル状態で削れているときは、さらに2枚ぐらい並行移動して投げるときもあるが、基本は、このラインになる。

その上で体の動かし方で意識して練習していたのは、以下の3つになる。

  1. バックスイングをしっかりあげる
  2. 助走のスピードを1投目と同じにする
  3. フィニッシュで体を止める

この3つを意識できていれば、ほぼミスをしないという状態になってきた。

1のバックスイングについては、2の助走スピードと関係が深く、バックスイングが浅いと助走とのタイミングがあわないということが起こる。そして、ボールはバックスイングであがったところからまっすぐに、降りてくる軌道の延長線で進むので、高く上げた方が直進性が高いというメリットもある。

2の助走速度は、10ピンをねらっていると、かなり左に立っているのと、そもそも回転を強くかける必要もなく、ボールを置きにいくような投球をしていることが多かった。その方がコントロールがつくような気がしていたのだけど、これも気のせいで、やっぱりスイングと助走のテンポをあわせた1投目と同じリズムの方が正確に投げられた。

3については、フィニッシュでバランスを崩すような投げ方だと安定していないことの裏返しで、常に投げ終わったときにフォロースルーの状態で停止したままでいるという意識で投げることで、力みのない投球ができるようになった。

まとめ

10ピンのカバーの練習は、ずっとやってきたけど、カバー率は、日によって調子の差があるという状態から脱することができなかった。今回、3つの対策を意識することで、日によるバラツキはなくなり、これを意識して投げている限り、ほぼ100%取れるというところまできた。それでもミスをしてしまうときがあり、それは、思った以上に球速がついてしまったときになる。1投目の投球フォームにどうしても引きづられる部分があって、1投目に割とスピードを入れて投げていたりすると、つい、10ピンカバーでも余計な力が入ってしまい、ミスをするというパターンになる。これは、頭の切り替えが十分にできてないという問題で、アメリカンで両方のレーンを投げるときにいつもリセットできるようにするという対策と似ている。

10ピンカバーは簡単と思えるぐらいになりたいものである。