ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングでボールの回転数を増やす方法

ボウリングのボールの回転数を増やすというテーマを書いてみたいと思う。自分でもレーンのオイル状況によっては回転数を増やしたいと思うときもあり、ストローカーだけど、もう少し回転数がほしいというときには参考になるかもしれない。

ボールの回転数を決めていること

ボールの回転は、親指が抜けて、フィンガーにかかることで生まれている。そのため、以下の2つのことが影響する。

  1. フィンガーにかかっている時間(距離)
  2. フィンガーにかかるボールの勢い

1については、カップリストを作って投げるということと一緒の理屈で、ボールの奥の方までフィンガーが入っている状態を作れば、リリース時に、フィンガーに多くの時間ボールがひっかかるので、その分、回転数が増える。

イメージとしては、フィンガーにかかってボールが離れるまでの時間が0.1秒でその間にボールが2cmぐらいしか回転していないときと、0.3秒でその間にボール5cm回転していることを比較するとわかると思う。なるべくたくさんの時間がフィンガーにかかった状態で、ボールに回転を加えられた方がより多く回転する。

2のボールの勢いについては、フィンガーにひっかかるときにどれだけボールに回転する威力があるかということで、同じ0.1秒でも4cmぐらい回転してくれれば、それだけ、多く回転する。これは、ボールに下向きの落下速度に加えて、その方向にリリースすることで、生まれる力になる。

ボールの回転数を増やすための方法

自分がやっている2つの方法を書いてみたいと思う。1つ目の方法は、少し助走スピードもあげつつ、スイングスピードを上げて、斜め下にボールを叩きつけることを意識してリリースする。

この場合、球速も上がってしまうので、回転数だけをあげるということはできないが、ドライゾーンでブレーキがかかってくれるかは、基本的には回転数で決まるので、レーンのオイル状況に対応できることが多い。

2つ目の方法は、手のひらにボールが乗っている時間を多くするイメージでのリリースになる。これは、理屈的にはフィンガーにかかっている時間を長くしているということなのだけど、それを実現するためには、ボールを手のひらで押している感覚に言い換えることができる。リリースのときに、点でボールを離すイメージと反対に、なるべく手のひらに乗っている時間が長くなるように、かつ、最後は手のひらからボールがこぼれ落ちるような感覚でリリースする。この方は、球速があがることなく、回転数だけ多くすることができる。

この2つの方法の使い分けで、回転数を変えているというのが自分の現在のやり方になる。また、この2つの方法でリリースしたときに、回転軸の向きがそれぞれで違っていると感じる。前者が縦回転ぎみになり、後者が横回転ぎみになるという違いになり、レーンの攻め方で使い分けている。

回転軸は、基本的には手首の横の角度で決まるのだけど、リリース時のボールを出していく方向が、右にいけばいくほど、ローテーションが入りやすい。通常、外に出して回転数を出したいときには、後者の投げ方の方が投げやすく感じるので、結果、そのようになっている。

まとめ

ボールへの回転数を増やすということは、割と手首などの負担が大きいと思う。特に、ボールの勢いを出すように投げると、それが顕著になる。カップリストもそうなのだけど、負担の高い方法はケガの原因にもなるのでおすすめしない。

ローダウンや、両手投げは、ボールへのフィンガーのかかる時間を増やすことに関しては合理的な投げ方で負担も少ないと思う。ただ、ローダウンは練習のときに無理にカップリストを作りにいくような練習をするとケガのもとなので、そこは注意点になる。

自分は高回転を目指しているわけでもなく、そこそこの回転でレーンのオイル状態とボール選択でアジャストができればよいと思って取り組んでいる。それでも少し回転数を増やしたいと思うレーンコディションのときがあるので、その場合やっていることを何かの参考になればと思い書いてみた。