リーグで投げたり、ボウリング仲間と投げていることも多いのだけどけど、ボウリングの投球に関してアドバイスすることも、されることも難しいなと思う。自分の投球が自分で見えないということもあるし、言葉で体の動きを説明しても、人によってその感覚が違うからだと思う。
アドバイスの難しさ
アドバイスとして比較的、簡単なのが、ライン取りについてになる。投球して、そのボールの動きを見ていると、オイルをもう少し使った方がよいとか、外に少し向けた方がいいとかがわかる。投げている本人が気づいていない(もしくは気付けない)こともあり、ライン取りについてのアドバイスは、割とやりやすい。
次は、似たような話で、ボールがあっているいないも、割と簡単である。ボールの動きでもわかるにはわかるのだけど、どちらかというと、そのレーンのオイル状態を自分が把握できていれば、使っているボールのメーカやスペックを知っていれば、もう少しカバーの強いボールの方がよいのでは?とかアドバイスができる。
難しいのは、フォームについてになる。まっすぐに投げられないとか、リリースでボールに回転がしっかりかかっていないとかの場合になる。これは、ここに気をつければよくなるという部分を特定するところからして難しい。
仮に、リリースで手首が後ろに折れていることが特定できても、手首をまっすぐにした状態で投げるとよいとは言えるのだけど、それを意識してもできないから困っているわけで、どうしたらできるようになるのかを言葉で伝えることは大変難しい。
また、手首だけでなく、助走の足運びや速度、そして上半身の向き、後傾姿勢など、複合的な要因でコントロールがついていないことが多いので、どこか一つを無理に修正するようなアドバイスをすると全体が崩れてしまうようなことも起こる。
アドバイスされることの難しさ
自分もよくアドバイスを受けるのだけど、自分が理解している理屈で気をつけていることとマッチしないと納得できないということを感じる。こうした方がよい、なぜならば、こうだからと理由を伝えてくれるとまだ考えられるのだけど、この理由も、人によって違うことがある。いろいろな人のアドバイスを聞いていると、自分のフォームを作っている理屈が崩れてしまうので、取捨選択を自分でやらないといけないなと思っている。
また、さらに難しいのが、親指の抜けをもう少し早くというようなもので、これは、どうしたら早くできるのか?という疑問のまま、アドバイスを受けとれない状態になる。
自分が投球しているときに、親指のリリースについて、言語化して説明できる人も少ないように思う。自然にスイングしていると、親指が抜けてフィンガーにかかっているという状態になるまで繰り返し練習で試行錯誤してきた結果が今だからになる。
この試行錯誤も人によって、経験してきたことが違うと思うので、言葉にできたとしても、通じない可能性もある。
まとめ
ボウリングのアドバイスについての自分の結論としては、自分のフォームを動画で見て、基本とされている理論と比較することなど、自分で考えるしかないのではないかと思う。
アドバイスを受けたときに、自分で考えた結果とあえば、取り入れるし、そうでなければ、感謝だけする。また、やり方を教わったときには、とりあえずやってみるというのも重要かもしれないとも思う。理屈はわからないけど、実際に、自分でその通りにやってみて、どういう理屈をそこに当てはめられるのかを考える。その理屈が納得できれば、取り入れるという感じである。