ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

スペアボールの特徴と使い方

スペアボールについて、その特徴とか、どんなときに使っているかなど、いろいろと書いてみたいと思う。

スペアボールの特徴

カバーボールとか、10ピンボールとか、人によって言い方もいろいろあるけど、基本的には曲がらないように設計ボールで、ポリエステルの表面素材のボールが多い。

曲がらないようにコアも曲がりに影響しないように小さかったり、丸かったりしていてスペックでみると、RG値が大きく、デルタRGが小さい、そして、表面の硬さ(硬度)も高いものになる。

表面が硬い方が、レーンとの摩擦が少ないので、より曲がらないということなのだけど、あまりに硬いとピンにあったときの衝撃などで割れやすいという特徴もある。自分は球速がないので、割れたことはないのだけど、ボウリング仲間の上級者は、2ヶ月ぐらいで、サムホールのところにヒビが入ってショックを受けていたし、割とサムホールにヒビが入ったまま使っているような人もいる。

割れないために、最近ではウレタン素材のスペアボールも出ていたりするが、やはり少しは曲がってしまうと思う。

スペアボールの使いどころ

基本的には、10ピンカバーで使うということがほとんどだと思う。右投げだと10ピンに向かって1投目のボールで投げると、オイルを使ったとしても曲がってしまうので、まっすぐに投げたいという理由で、曲がらないボールを使う。1投目のボールでも縦回転で投げれば、取れないことはないのだけど、1投目と同じフォームとリリースで投げた方が精度がよいので、曲がらないボールで、普通の回転をかけて投げるのがベストだと思う。

10ピン以外だと、自分の場合は、以下のケースでスペアボールを使う。

  • 6番ピンのカバー、6−10番のカバー
  • 3−6−10のカバー、3−10(ベビースプリット)のカバー

基本的には右端のピンが残ったときになる。3−6−10の場合は、オイル状況によっては1投目のボールで投げることも多い。一方で3−10の場合は、スペアボールを使う。これは、ボールが3番ピンの右側にぶつかってから右方向にボールが進んでほしいためで、1投目のボールだと、左に食い込んでしまうので、10番がとれないためになる。

一方で、たまに、3−6−9−10と、9番がいる場合には、曲がってくれないと9番が残ってしまうので、このときは、ほぼ1投目のボールでスペアを狙っている。

その他、オイル状況がとても難しい場合(とても長いとか、とても短いとか)だと、7番ピンや、バケットもスペアボールで狙う。1投目のボールだと、曲がり幅が予測できず、レーン変化状況次第では、かなり難しい状態になってしまうためになる。スペアボールは、レーンのオイル状況に関係なく、基本的にまっすぐに進むので、その方が確率が高いためになる。ただ、バケットはかなり精度がよくないと、スペアボールでとれないので、2回に1回ぐらいの確率かなという感じではある。

まとめ

スペアボールは、どのボールメーカも出していて、お値段も安いものが多い。そのため、初心者におすすめとか、はじめてのマイボールにおすすめとかで売られていることもある。ただ、はじめてのマイボールは、曲がるボールの方がよいと思うので、つられて購入しないように注意した方がよいと思う。曲がるボールでもお値段の安いボールもある。

スペアを取る場合には、コントロールよく、まっすぐに投げられれば、1投目のボールより、確率が高いと思う。そのためか、女子プロなどは、スペアは全部スペアボールで取っているというプロも結構いる。男子プロは、たぶん、コントロールにそこまでの自信がないので、10ピンだけは仕方なく使うという人が多いのだと思う。