ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

遅いレーンでウレタンのボールを投げてみた

普段の練習でウレタンのボールを使うとレーンが荒れてしまうという懸念もあり、午後からボウリングの練習に行き、投げてみた。思った以上に普通に使えて、普段から使ってもいいかもと思った。ボウリング場は、とても空いていたので、オイルコンディションの異なる2つのレーンで投げ比べてみた。

最初レーンの状況とボール選択

最初に入ったレーンは、先日と同様の48フィートのレーンになる。ただ、フレッシュな状態ではなく、午後からなので、外がまあまあ削られているというレーンになる。

最初に、パールのカバーの割と強いボールで投げてみたところ、15枚目ぐらいの立ち位置でストライクになるラインがあった。外もオイルがないほど削られてはおらず、長さも感じるし、投げにくさはほとんどなかった。普通に投げて、226が出たところで、ウレタンのボールにチェンジしてみた。

先日の練習で特性がある程度把握できているので、22枚目ぐらいから外に向けてローテーションを入れつつ投げてみると、普通に走って、しっかり戻ってくる。特に外が遅くてロールアウトすることもなく、そこそこのピンアクションで、ターキー、ノーミスで209が出せた。また、7番ピンのスペアも、先日と同じぐらいの12枚目ぐらいの立ち位置でぐんぐん曲がって取れる。48フィートぐらいの長いコンディションだと、スペアはウレタンのボールの方が簡単に感じる。

次のレーンの状況とボール選択

42フィートの通常のハウスコンディションのレーンに移ってみた。そこそこ投げ込まれているし、オイル量も少ないと思う。

比較のために、最初のレーンで使っていたパールのカバーの割と強いボールで投げてみた。外にオイルがないというよりも手前、道中にオイルがなく、手前からボールがレーンに噛んでしまって、曲がりが十分にでないという感じだった。内に入って、オイルを使って外に出してみたり、絞ってみたり、いろいろ試したのだけど、このボールのカバーの強さからして、ストライクがそこそこでそうなラインはないように感じた。まさに遅いレーンという感じで、こういうレーンでウレタンを使ったらどうなるのか。

ウレタンのボールにチェンジして、ストライクになるラインを探していくと、25枚目ぐらいの立ち位置から10枚目ぐらいのフッキングポイントに向かって、横回転を入れつつ、ややスピードを落として投げるとよさそうだった。

投げていて不思議だったのは、この辺のラインではパールのボールだと曲がらず、抜けていく感じだったのだけど、ウレタンのボールだと、ぐいぐいと丸く曲がってくる。道中のオイルも多くはないはずなのだけど、ちゃんとスキッドしている。パール素材のウレタンボールなので、カバーの強いパールよりは走ってくれて、ウレタン素材だからの特性で、ドライゾーンのレーンキャッチもよいということなんだろうと思う。ストライクもそこそこ出せて、本日のハイゲーム236が出せた。

このレーンで、リアクティブのボールであわせるとしたら何があうのかな?と思って、カバーの弱くデルタRG値も低い、ハイブリッドのボールにチェンジして投げてみた。ウレタンのボールを投げたあとなので、キャリーダウンがそれなりにありそうとは思ったのだけど、そうでもなく、フッキングポイントではレーンに噛んで曲がってくる。

立ち位置としては、大幅に外になって、17枚目ぐらいになるが、フッキングポイントはほとんど変えず、ストライクがそこそこ出せて225だった。

まとめ

遅いレーンでもウレタンのボールはぜんぜん使えるというが感想になる。ただ、オイルが薄いところを投げると、反応して曲がってくるので、ある程度はオイルが必要で、内に入って、レーンの幅を使うようなラインになる。試しに、外の17枚目ぐらいに立って、まっすぐ目にスピードを入れて投げてみたのだけど、見事に、スパット付近から曲がり始め、そのまま7番ピンにも届かず、ガターとなった。

また、最近のウレタンのボールはピンアクションがよくなったという評判をよく聞くけど、まったくもってその通りだなとも思う。球速を落として、幅をとって投げているのに、ポケットに入ると、しっかりと10本倒してくれていた。プロチャレンジでもウレタンしか投げないプロもいるけど、気持ちが少しわかった。ボールの動きがおとなしいし、オイルの段差を感じにくいので、コントロールよく、回転をある程度かけて投げられれば、安定したスコアが打てるような気がした。