ボウリング場のどこのレーンに入って投げるかで難易度が変わるのか?という話を書いてみたい。よくこのレーンは癖があるとか言われていることに関係する。また、ここでは、レーンのオイルパターンが全部一緒で、かつ、レーンメンテナンス直後という条件で考えてみたい。
入るレーンによる違い
経験的に思うのだけど、入るレーンによってストライクの出方が違うという感覚と、10ピンや7番ピンのスペアのラインもちょっと違うことがある。
同じオイルパターンなのに、どこで違いが出てくるかというと、かなり細かい話ではあるが、以下の3つぐらいの理由が考えられる。
- 前日のオイルパターンがレーンによって違う
- ピンのオフセットが違う
- レーンの板の痛みぐあいが違う
1は、本来、レーンメンテナンスをするマシンが、しっかりオイルを拭き取ってくれていれば影響はないはずなのだけど、そうでもないことがあることによって発生する。特に前日が48フィートとかのロングコンディションだったりすると、最初からややオイルが伸びているように感じることがある。
2は、ときどき調整しているはずなのだけど、ピンの前後の位置が特定のピンだけずれているような状況がある。見た目にはほぼわからないのだけど、ボールがポケットに入って、なんでこのピンが残るの?というような変なスプリットや、ジャストなのにストライクにならないときなどは、ピンのオフセットの問題の可能性もある。
3は、よく言われているレーンのくせという話で、例えば、外がよく曲がるレーンとかがある。これは、外の板が投げ込まれすぎてやや凹んでいたりして、オイルが入らないとか、傷があって、ボールにレーンとよく噛むなどが考えられる。これもアプローチから見ていてもまったくわからないが、投げていると、あの変に投げるとよく曲がるという感覚で違いを感じる。
入るレーンによって難易度が変わるか?
基本的には変わらないと思う。お気に入りのレーンを作って、いつも同じレーンで投げている人もいるのだけど、レーンによって多少の違いがあっても、その違いを含めて、アジャストして投げることになるので、このレーンだといいスコアがでるけど、他のレーンだとそうでもないと思うときは、自分に技術が足りてないと思うようにしている。
一方でピンオフセットの関係で、ストライクが出やすいと感じるレーンも存在はする。10ピンタップするような入射角度だけど、なぜか飛ぶというようなときは、6番ピンがいい感じにずれているのだと思う。
また、大会などでよく聞くのは、入り口に近いところのレーンは難しいという話である。これは、入り口から入ってくる空気がそのレーンに向かっていて、結果、オイルが蒸発してしまうというような理由と聞く。普通よりも、どんどんレーンが遅くなってしまうので、難易度は高くなると思う。
まとめ
同じオイルパターンだけど、レーンによってくせが違うというのは、アメリカンでボウリングをやってみると、すぐに体感できる。メンテナンス直後だったとしてもストライクのラインの立ち位置が一緒ということはまずない。メンテナンスマシンの性能の問題なのか、オイルの入り方が板によって違うのか、理由はよくわからないが、多少の違いはある。
それでも上級者の人は、関係なくいいスコアを出してくるので、投球の質とか引き出しの多さでカバーできるというものなんだと思う。