ボウリングのすすめ

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ストリングピンセッターがまもなく導入される?

ボウリング仲間から、ピンセッターが紐で吊るされる機械に変更になるという話を聞いた。ラウンドワンでも一部の店舗には試験導入されているそう。正式名称は、ストリングピンセッターという言うようで、調べてみるといろいろ出てくる。

既存のピンセッターの課題を解決?

ボウリング場のピンセッターを間近で見たことはないのだけど、動画はいろいろあがっているのでだいたいわかる。かなり凝ったメカニカルなもので、1台、1〜2千万円するとか、高額な機械である。

複雑な機械でもあり、故障頻度もそれなりに高く、メンテナンスもそこそこ大変だろうと想像する。そして昨今の問題として、エコでないという課題がある。大掛かりなマシンをずっと稼働させるので、かなりの電気代がかかっているそうである。

そんな中、出てきたのが、ストリングピンセッターになる。名前の通り、ピンが1本ずつ、紐で吊るされている。見ると、おもちゃ?と思うぐらい簡単な作りで、大丈夫か?と思う。

ボールがピンにヒットしたときに、ピンは、弾け飛んでいく。ここで2本残ったとしても、一度、紐ですべてのピンがひっぱられて上がっていく。そして、さっき残った2本だけが、セットされるという仕組みになっている。

ピンを紐で上下しているだけなので、単純な機械になっている。

ストリングピンセッターのメリット

単純な作りなので、電気代が安い。そして、レーンにお客さんが入っていないときは電源をオフにすることも可能になっている。ボールがピンに到達したら電源が入るというセンサーで動作するようにもなっているそうである。これはエコである。

そして、意外だったのが、ピンの費用も半分以下になるそうである。これは、ボウリング仲間から聞いたのだけど、通常のピンセッターは、22本がセットされているそうである。最初に10ピンセットして、降りてきて、投げる。スペアも取って、全部流れていったあとに、すぐにまた10本降りてくる。これは、あらかじめ次の10本をセットしているからで、計20本があり、さらに予備が2本あるということらしい。たまに、ガター付近に1本ピンが残っていても、10本降りてくるのは、この予備があるためになる。

比較してストリングピンセッターは、10本しか使わない。その紐でつるされている10本が常に使われる。ピンも1本数千円するはずなので、古くなったピンを新しく交換する際などのコストがざっくり半分以下になる。

まとめ

ストリングピンセッターのレーンで投げている動画などもYoutubeで見てみたが、ピンアクションなどは、今と変わらないという評価のようである。ただ、紐がひっかかって10ピンが倒れるとか、メッセンジャーが飛んできたときに、どういう影響があるかなど、気になる点もある。また、ときどき紐が絡んでしまって、2回、3回と上下しながらほどこうとしている動作もなんか安っぽい感じはする。

ボウリングのピンをエコに確実に立てる技術は、紐で吊るすのではなく、もうちょっと工夫できないのか?とも思う。