ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

自分にあったドリルレイアウトはどう見つける?

はじめてのマイボール購入で、自分の指や手のひらの大きさにあわせてドリルしてもらって、投げはじめると思う。

しかし、このタイミングでのドリルレイアウトは最適な状態にはなっていないという話。

ドリルレイアウトって何?

新しいボールを買って、ドリルしてもらうときに、ちゃんとしたセンターであれば、その人の投球を見て、最適なレイアウトを提案してくれると思う。

簡単に考えると、ボールのどの位置に穴をあけるかということになる。

一般には、40° ✗4・1/2 ✗60°とか表現されるものになる。

ボールにはコアが入っているので、コアの傾き方にXYZと3軸の方向がある。自分の投球フォームでどのような軸で回転がかかっているを基準に、このXYZの傾きを決めてあげるのがドリルレイアウトになる。

最初に必要なのはPAPを測ること

PAP=ポジティブ・アクシス・ポイントというのは、自分の投球フォームでボールが最初に回転する軸のことで、人によって違う。

フォーム改造とかすると、PAPはずれてくるので、安定したら測ってもらうとよい。

このPAPを基準にして、どのような特性のボールにしたいかで、ドリルレイアウトが決まってくる。

ドリルレイアウトで重要な点

ドリルレイアウトは、ボールの表面素材、コアの特性の次に効いてくるもので、曲がりの影響は通常は大きくないと言われる。

よく耳にするのが、ピンアップとピンダウンの違いで、これは、ドリルレイアウトで3番目のVAL角と関係する。

1番目 ドリル角

2番目 ピンとPAPの距離

3番目 VAL角

このVAL角は、ボールの曲がるときの奥のキレに影響するもので、0°に近いほどキレる。90°に近いほどゆるやかにボールが曲がる。角度が少ないと結果としてピンアップ、角度が大きいとピンダウンになる。

ピンの位置が、フィンガーの穴の上にくるか、下にくるかで違いが見える。

もうひとつ曲がりを左右する上で、一番重要と言われているのが、2番目のピンとPAPの距離になる。コアが手前で反応するようにする場合には、短めにし、走らせて奥で作用させるには、長めにする。通常4インチ〜5インチぐらいの範囲にする。

走らせて奥でキレるボールにしたかったら、以下のような数値のレイアウトになる。

70°✗5✗30°

ちなみに1番目のドリル角(上記の70°)は、転がりぐらいが変わる。20°から110°ぐらいで設定されるもので、少ないと手前で回転し、大きいと奥まで走って転がる。この1番目のパラメータは、あまり気にしないでよいと思う。一般のハウスコンディションで投げている範囲では、コアのRG値の影響の方が大きいので無視できるレベルだと思う。

自分にあったドリルレイアウトはどう見つける?

センターのプロに投球を見てもらって、レイアウトの提案を受けるのが一番よいと思う。その人の軸の角度、速度、回転の特性を踏まえて最適なレイアウトを提案してくると思う。

また、基本的にはボールの特性で曲がりは決まってしまうので、レイアウトはあれこれと変えずに、固定しているという人も多い。(自分にあったレイアウトが見つかれば、すべてのボールを同じレイアウトにするということ)

また、自分のPAPをちゃんと測定してドリルレイアウトをしていない人は、ピンとPAPの距離が大きくずれていて、ボールのパフォーマンスを殺してしまっている可能性もあるので、一度、PAPだけでも測ってもらうことをオススメする。