ボウリングのすすめ

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ボウリングの縦回転の投げ方

以前に縦回転、横回転の使い分けの記事を書いた。

ボウリングの縦回転と横回転の使い分け方 - ボウリングのすすめ

縦回転の使い所は、この記事を参照してほしい。

ここでは、縦回転とはどういうものなのかという説明を少し補足して、さらに投げ方についても詳しく書いてみたいと思う。

縦回転とは?

言葉としては、ボールが縦にまっすぐ回転しているような印象であるが、正確に理解するためには、ボールの回転軸について、少し勉強が必要になる。

上記の2つをしっかり理解することがまず必要になる。

ボールが回転しているときの回転軸(アクシス)があって、真後ろからボールを見たときの回転軸の水平面からの角度をチルトという。また、真上からボールを見たときに、ボールの進行方向から回転軸の角度をローテーションという。

縦回転と一般的に言われるのは、このローテーションの角度を小さく投げることを言い、チルトはしっかり入っている状態になっている。

なんとなく言葉のイメージだと、軸がチルト0度に寝ていて、ローテーションも90度になってまっすぐ前に回転していることを想像するが、実際の縦回転は、軸も45度ぐらいなって、ローテーションも10度から20度ぐらいはついている状態になっっている。

縦回転の投げ方

縦回転をしっかり投げるといことは、つまり、アクシスチルトは普段と変えず、ローテーションの入れ方だけが変わるということになる。

リリース時の手首の動きの違いで、投げ分けることができる。

動きの違いと書いたが、実際には、構え方の違いで実現しているという方が正確かもしれない。一瞬のリリース時に、正確に投げわけることはほぼ不可能なので、縦回転が強めにかかるように構えて、自然にリリースしている。

原理的には、ボールに指を入れた状態で、リリース時に、親指と中指を結んだ線の角度が、床に対して垂直に近ければ、縦回転、45度ぐらいの角度がついていれば、横回転になる。

つまり、ボールをリリースする直前の形が、親指と中指を結んだ線の角度が小さくなるようにすればよい。

これをやるために、構えたときに、人差し指を中指にくっつけて投げるという言い方をする。

人差し指でボールを真下から支えるのが基本なので、そこに中指がくっついてくるというのは、親指と中指を結んだ線が床に対して垂直になる。

この状態で普段どおり投げると、ちゃんとチルトがついて、ローテションが小さい(軸が横方向を向いてくる)縦回転で投げられる。

また、横回転を強くするには、人差し指を中指から離すということになる。そうすると、人差し指が真下になっているとき親指と中指を結んだ線が垂直方向から45度ぐらいずれてくる。

この状態で普段どおり投げると、チルトがついて、ローテションが大きい(軸が自分の方向に向いてくる)横回転が投げられる。

まとめ

言葉だけで全部説明しているので、わかりにくいかもしれないが、図解されても説明されないとわかりにくいものなので、今回は、言葉だけで説明してみた。

また、自分の普段の投球が、横回転強めなのか縦回転強めなのかで、読み方が変わってくるかもしれない。

いずれにしてもアクシスローテーションの入れ方で、ボールの動き方を変えることができて、それによって、レーンの攻め方の引き出しも増えるので、投球方法として練習してみてほしい。