前にもボウリングのボールはメーカごとに特色があるという話を書いたけど、今回は、メーカによってボールの性能の違いがあるのか?という話を書いてみたい。
ボールの性能とは?
ここでは単純にピンアクションということに限って考えてみたい。ボウリングのボールは、表面のカバー素材、内部構造によって反発力が高くなるようにいろいろな工夫がされている。
ピンアクションがよければそれだけストライクになる確率が高くなるので、重要なことになる。
このボールの性能によるピンアクションのよさは、実際に体感できるレベルで違う。特に薄めにポケットヒットしたときに4番、7番ピンの倒し方にそれが顕著にでる。
自分はBrunswickのボールを多く投げているが、やっぱりダイナミコア搭載のボールの方がピンアクションがよく感じる。
メーカによる違い
これが難しいところで、ボールレビューとかをYoutubeでプロがやってくれているが、自分の契約メーカのボールしか投げないので、メーカ内のボールのピンアクションの違いはある程度は触れているが、別メーカとの比較というのは、ほぼない。
メーカ間の差について、公式に話すことができない立場にあるというも納得できる。
自分は、Brunswick、Radical、DV8、ABS、Stormのボールを投げているが、ピンアクションだけでみると、Stormが一番いいかもしれないと感じている。
これはメーカの差ではなく、そのボールがたまたまそうという可能性も十分ある。
一方で、契約プロが一番多いメーカはというと、見ている限り、HI-SP(Stormなど)、次にABSのように感じていて、それを選ぶ理由があるような気もしている。
他方、Sunbridge(Brunswickなど)契約のプロも優勝やシードプロも多くいるので、ボールの性能の差はそんなにもないのかもしれない。
また、自分の投球スタイルにあったボールが結局、一番よく見えるというのもあると思うので、人によって違うのかもしれない。
ボールの性能がよいといいこと
ストライク率が高いという話だけでなく、スプリットが大幅に減る。つまり、ロースコアを打つ可能性が低くなる。これが一番、大きいように思う。
もし、今、スプリットが多くでているという状況だった場合、別メーカのボールを一度、試してみるのもいいのではないかと思う。
まとめ
近年のボウリングは、昔に比べるとボールの性能がよくなっていて、オイルキャッチ、手前の走り、ボールのキレ、ピンアクションがすべて向上していると言われている。
そのため、ボール選択で大会の試合の組み立て方もかわってくるし、やさしいコンディションだと、高スコア対決になることが多い。
アマチュアのボウリングでもボールの性能を活かしたボウリングができれば、昔よりは、高スコアが出せるようになってきている。
高回転でスピードがあって、ジャストポケットに入れば、どのボールでもストライクになるが、回転が弱くてもスピードがなくても、適切なボール選択ができれば、ストライクがとれる時代になったとも言える。ボールは色やメーカで好みがでてくるところでもあるが、いろんなメーカ、種類のボールを使ってみて、自分にあったボールを見つけてみるのもおもしろいと思う。