ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

レーンのオイル状態の把握方法

リーグ、大会や、普段の練習でも、レーンのオイル状態の把握技術が必要だなと思う今日このごろである。レーンメンテナンスしたばかりであっても、あれれ?と思うことはあるし、いろんな人が投げているレーンだと、その把握まで時間がかかるとスコアが打てないので、せっかくのボウリングが楽しめないということにもなる。

レーンのオイル状態の確認方法

自分が普段やってることを少し書いてみたい。どこをどのように改善していけばいいのか見えてくるといいなと思う。

1.オイルパターン表の確認

とりあえず、メンテナンスしたばかりの時に、どんなオイルパターンなのかは頭に入れる。長さ、中央のオイル量、凸型に段々になっていることなどがチェックポイントで、オイル量そのものは特に気にしない。というのも日によって差が結構はげしいのであてにできないためである。

2.とりあえず、投げてみる

基本的には、ストライクになるライン、立ち位置の確認のために、数球投げる。ここで見ているのは、立ち位置とドライゾーンでのボールの動きになる。

最初は中央付近のオイルを使って、10枚目〜5枚目ぐらいに出して、ボールのスキッドと曲がりぐらいを確認する。

ドライゾーンがしっかりクリーニングされていて、手前のオイルでボールがスキッドしていれば、比較的投げやすいレーンになる。ボールがドライゾーンに到達するとぐいぐいと曲がっていく動きになる。

それと、ボールが戻ってきたときに、ボールのローリングトラックに付着しているオイルの量を見る。割としっかり付着しているときはオイル量が多めと判断する。難しいのは、あまりオイルが付着してこなくても、スキッド具合からしっかりオイルが入っているときがあることで、そこは、ボールのスキッドの動きで最終判断する。

3.ストライクのラインを探す

ボールの曲がり具合、スキッド具合から、ポケットへ入るラインを考えて、立ち位置、ねらうスパットをアジャストしていく。

ここで一定の幅がありそうなラインが見つかれば、数ゲームは、高スコアが打てる可能性がある。

一方で、ストライクになるラインがあるものの、幅が狭いとか、ピンアクションがよくない等だと、ボールチェンジしようかなと考える。

4.ボールチェンジ

数ゲーム投げた後、手前のオイルの削れ具合や、奥のオイルの伸び具合から、ボールチェンジをする。基本的には、削られていってしまうので、弱めのボールに変更して、内から投げていたラインをもっと外に大きく変えて、まっすぐ目に狙うことが多い。

外目のラインでもボールの曲がり具合、スキッド具合をみて、ちょい出しや、スピードを入れるなどいくつかのアジャストをしてストライクラインを見つける。

回転数が多ければ、手前が削られてきたら、さらに内に入って、強めのボールで攻めることもできるが、自分だと、回転数が足りないので、後半は、外から勝負せざるをえないというのが今の実力になる。

レーンの把握にどの程度の投球数が必要?

自分の今のやり方だと、1ゲームは使ってしまう実力になる。これも、比較的レーンメンテナンスがしっかりできている場合で、投げ込まれたレーンだと、2,3ゲーム悩んでしまうことも多い。

理想的には、2、3投で、レーン状態がわからないといけないのではないかと思うが、それはかなり難しく感じる。

一般によく言われることとして、レーン状態を把握するために、ベンチマークになるボールを使うという方法がある。

これは中間ぐらいの強さのボールを、いつも、最初に投げることで、使っているボールの特性があまりでない状態で、レーンのオイル状態を把握しやすくする方法になる。

ソリッドの強めのボールを投げれば、手前で噛んでしまうだろうし、パールの弱めだと手前が走りすぎてしまうので、レーン状態の把握が難しいということである。

自分は、その日に投げるボールをだいたい決め打ちしているので、そのボールでなんとかあわせるラインを探しているが、最初にレーン状態だけ把握して、一番あうボールに変更するという方法をとった方がいいのかもしれない。

まとめ

レーンのオイル状態は、投げていると変化してくるが、それをボールの動きの観察で掴むことはなかなか難易度が高いと感じている。10ピンが残るとか、ピンアクションがよくないとか結果的にわかることも多い。

ボウリングは、オイルを上手に使って投げないと、ボールが失速してしまうので、内から絞って投げる技術をもう少し練習すると、レーン状態の把握が十分でなくても対応できるようになる可能性もある。

レーン状態を把握して、それに一番あうボールを選択するという技術を身につけるためには、いろんなレーンで投げる必要もあり、また、技術の幅も必要になるので、どこまで練習しても奥深いスポーツだなとつくづく思ったりもする。