ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

2024東海オープンでボウリングの基本を学ぶ

今週末に開催されていた東海オープン、なんか難しそうなレーンでプロでも200アップを出すのが難しそうだった。準決勝ぐらいからみていたのだけど、やっぱり助走とスイングのバランスがいいなぁと思いながら自分でもなんとかできるようになりたいと思ってみていた。

東海オープンの見どころ

準決勝ぐらいからみていると、女子プロのゲームの方が参考になる点は多いと感じた。最終的には、絞り気味のラインで高回転のプロが残っていくのだけど、準決勝だと外からなんとか攻めているプロもいて、こういう難しいレーンでもなんとかストライクを出していた。

男子プロは、上位に残ったプロはレフティーがほとんどだし、ウレタンボールで外目から高回転で投げ倒すスタイルで、プロにしかできない攻め方のように思った。

女子の準決勝は、コントロールとボールの曲がりぐらいの戦いという感じで、最終的には、このレーンにうまくあうボールを選択できていたかで、ストライクになるか10ピンタップかというとても微妙な感じで勝敗が分かれたように思う。コントロールがよいのはもちろんだけど、球速、回転数も一定以上あり、その点が最近の女子プロの凄さが感じる。

助走とスイングのバランス

今回、自分が気にしてみていたのは、助走を活かしたボールへの力の与え方という部分になる。プロのスイングをみていると、やっぱり上位にくるような人だと、ボールがスムーズに出ていっているように思う。ボールだけに注目してみていると、バックスイングからフォロースルーまで、ボールの軌道が直線的で、かつ、途中でボールが停止することや腕の力で押し出している感じがまったくなく、スムーズに出ていく。

このスムーズに出ていくという部分を作っているのは、助走の速度と足運びがスイングのテンポにしっかりあっていて、その狂いが毎回の投球でほとんどないということだと思う。

結果、コントロールについても高い精度が実現されている。この流れるように投げつつも、ちゃんとスライドした足が止まってからリリースされているところや、曲げようと変な意識をもってリリースしていないことなどがみているとわかる。スプリットが出てしまったり、10ピンが飛ばないという状況になっても、冷静に内に入ったりボールを変えたり、スイングや助走速度を変えたりせずに対応しているように思った。

男子プロでも投球術に引き出しを多くもっている人とかは、いろいろな工夫で対応できるようにも思うが、それをやりすぎると、かえって自分の安定したスイングを崩してしまうようなこともにもなりそうで、基本に忠実なスイングにこだわった方がいいようにも思った。

まとめ

難しいレーンで思った以上にボールが曲がらないとか、刺さるとかで、曲げようとしたり、球速を入れようと対処療法的な投げ方では、ダメということなのだと思う。曲げようとすればある程度は曲がるのかもしれないけど、曲がりが理想的になるラインやボールを見つけるということを基本にして、スイングは、一番、助走とあわせて理想となるフォームを意識するべきということなんだと改めて思った。