レーン状態としてすごく難しいと思うのは、オイルの伸びてしまったレーンになる。オイルメンテナンス後に、ハウスボウラーが外まっすぐを1、2ゲーム投げたりすると、そんなレーンが出来上がる。マイボウラーでもボール選択や球速によっては、そんなレーンになってしまうこともある。
オイルが伸びたレーンの特徴
立ち位置をかなり外にして投げても、ボールがフッキングポイントでぜんぜん曲がらない。途中でボールがロールアウトしているわけでもなく、本来曲がってほしいところでレーンにボールが噛まず、コアが起き上がってこない。
こういうレーン状態になっているときは、フッキングポイントで5枚ぐらいの幅でオイルが伸びていることが多く、ちょっと内、ちょっと外で曲げようと思っても、曲がらないことが多い。オイルを伸ばしてしまったヒトが、その辺のラインをある意味、雑に投げているからだと思う。
対策としてのボール選択
オイルが伸びているけど、レーンにボールが噛んで欲しいという理由で、カバーがある程度強いボールを選択することが一つの対策だと思う。
本格的にキャリーダウンしていると、カバーが強くても曲がらないというのが定説なのだけど、ポイントは、少しでもオイルがないところで曲げるということになる。キャリーダウンしているフッキングポイントを避けて投げる場合、基本的には、本来のフッキングポイントのさらに外、手前で曲げるという方法になる。
キャリーダウンしていても外2枚ぐらいまで伸びていることは少ない。また、手前から外に出すことで、少しづつ、コアを起き上がらせて、ボールを曲げることができる。
ここに投げれば、ポケットというラインがあったときに、カバーが強いボールを選択するメリットとしては、少しだけ内ミスがきくということがある。キャリーダウンが多少あってもカバーが強ければ、曲がって、薄めポケットにはいくことが多い。外ミスすると、曲がりすぎるという状態になる可能性はあるのだけど、左右でどちらかの幅があるかないかで、難易度はぜんぜん違うと思う。
まとめ
キャリーダウンしたレーンに入ってしまったら、ちょっとカバーの強いボールを試してみてほしいと思う。自分としては、対称コアのパールのボールがお勧めになる。非対称コアだと、直線的なラインになってしまい、幅が感じられず、ボールが暴れてしまう印象があるためである。またソリッドのボールだと、手前のオイル量次第では、手前から噛んでしまい、ボールのパワーロスが起こり、キレのある曲がりがでず、ポケットをつけても、ピンアクションがでず、ストライクを取ることが難しいのではないかと思う。