ボウリングの上級者の方々から難しいレーンコンディションで投げると、上達するよと言われる。だから大会出てみようと続くのであるが、さて、これは本当なのか?という話を書いてみたい。
難しいコンディションで投げてみた結果
大会に出なくても、難しいオイルパターンがひかれているレーンもあるし、リーグでもときどきそういうコンディションになる。そんなレーンで何度も投げてきたが、これまでの経験上、上達することはないという感想になる。
また、難しいコンディションといっても、2通りある。
- 純粋にオイルパターンが難しいというケース(スポコンレーン)
- 本来は難しくないレーンだけど、投げ込まれて荒れているレーン
どちらも難しいのだけど、外までオイルがあって曲がらないと感じるというのが1で、2はそういう状況には決してならず、オイルが伸びて曲がらないとか、かなりインサイドに立たないとオイルが使えないとかの別の難易度になる。
難しいコンディションで投げると上達すると言われる根拠
たぶん、難しいコンディションの克服には、以下の2点の特徴があるからだと思う。
- オイルの状態を把握して対応しないとスコアが打てない
- コントロールの精度が高くないとスコアが打てない
ストライクや確実なスペアを取るためには、オイル状態を把握して、攻め方を考えて、さらにコントロールよく投げる必要がある。それに、真剣に取り組むことで、オイル状態の把握する力もつくし、どのように攻めたら対応できるかも、いろいろ工夫して投げることで技術も向上する、そして、コントロールも身につく。という理屈だと思う。
自分が上達しないと思う理由
最初に思うことは、難しいコンディションで投げていても面白くないというのがある。ストライクのラインがとても狭いので、結果、ストライクがなかなか出ない。そういうボウリングは面白くないと感じてしまう。オイル状態の把握に努めて、考えて攻めてみても、やっぱりストライクにならず、攻め方をちょっと間違えると、スプリットにもなったりもして、200アップできたと思った次のゲームが160とかもありえる。そういうレーンで投げていても、上達も感じられないというのが正直な感想になる。
実際には、ちょっとは上達しているのかもしれないが、アベレージの上昇など結果に見えるような状態にはなっていない。
難しいコンディションでも回転数が多いとか、球速があるとかだと、また攻め方や考え方も変わってくるようにも思うのだけど、自分の場合だと、コントロールとボールチェンジで対応することが多くなってしまうので、微妙なオイル変化の影響を受けやすく、考えても対応が難しいという場合が多い。
まとめ
冒頭で難しいコンディションが2パターンあると書いたのだけど、2つ目の荒れたレーンでの練習は、そこそこ上達には関係してくるようには思う。荒れすぎているとどうにもならないのだけど、ある程度の変化だと、対応できるようになってきたように思う。
これは、基本的にはオイルを使って投げること、それと、そのラインでストライクになるボール選択ができるようになってきたというものになる。
もともとがオイルの段差もあり難しくないレーンの場合、ラインを変えたとしてもしっかりボールが曲がってくれるラインがどこかにあることが多く、そこを見つけて攻めることができるためになる。難しいコンディションでも同じことができるかというと、まったく別物という印象がある。普段使っているボールで対応できることも少ないし、ボールの曲がり方も違ってくるためになる。つまり、難しいコンディションでいくら練習しても、一般のレーンの上達にはほとんど無関係なのではないかというのが自分の結論になる。